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♪Tug of War

Tug of War
Tug of War

Paul Mccartney


(拙訳:Tug of War)

それは綱引き
一つのものと別のもの
予感はお互い感じていた
けれどそれは一つのものと別のもの
僕等は共にお互いに勝ろうとばっかりしてきた

もうひとつの別の世界では
山の頂上に立って僕等の旗を掲げることも出来る
時代が巡り来れば
僕等違った音色の太鼓をあわせて踊っているでしょう

不満ばっかり言ってはいけないと知っているけれど
もし僕が行動を起こさなければあなたが転んだり
すべてのものが屑籠へ入れられてしまうのならば
やっぱり行くことになるだろう
それは誰も止められないはず
綱引きさ
押して 押して 引いて 引いて

来る年に
僕らが吸っている空気や僕らの暮らしについて
彼等は発見するでしょう
すぐに十分になるわけじゃないけれど
すぐに十分になるわけじゃないけれど

他の事では協力できたんだから
違うドラムの音色を合わせて一緒に踊る
そんな時代がもうすぐ来るはずさ



1982年。東西冷戦中の世界。互いに譲らない軍拡競争。米ソ双方が冷戦状態に疲れ和解を模索していた頃。そんな二大勢力の争いによる世界観を「綱引き」に例えているようにも思える。
時代はそれから劇的に変わった。1989年ベルリンの壁崩壊、東西ドイツの合併に始まり、ソ連が崩壊し東の国の人々が自由を求めて移動する一方で旧ユーゴや旧ソ連の小共和国で争いが絶えず。米ソの後ろ盾をなくしたイスラムの国々でイスラム原理主義が勃興し、イラクがクウェートを攻め湾岸戦争があり、数多のテロがありWTCにテロ機がつっこんだのが2001年。
先日サダム・フセイン元大統領が死刑に処された。死刑宣告からわずか4日。
おそらくはこの早急な判断はフセイン支持派に遺恨を残す。そして「綱引き」が繰り返される。シーア派とスンニ派の間で、イラクとアメリカの間で、イスラム教徒とキリスト教徒の間で。

時代は変わった、けれど綱引きは繰り返される。世界中のあらゆる対立の構図の中で。そして例えば、僕と君の間で。



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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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