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♪Bring on the Dancing Horses

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Songs to Learn & Sing
Echo & Bunnymen

(拙訳:Bring on the Dancing Horses)

ジミー・ブラウンはまるで石のよう
チャーリー・クラウンには行くあてがない
無知蒙昧天涯孤独な
荒馬を伴に旅をしろ
今までに耳にしたあらゆる嘘を
全部言ってごらん
身を震わせながら

たったひとりでビリーは立ってた
埋もれゆく砂漠 
骨と皮
荒馬を伴に旅をしろ
奴等がうろついてるだろうけれど
今までに耳にしたあらゆる嘘を
全部言ってごらん
身を震わせながら

最初は組み立てていたものを、次は粉々になるまでぶっ壊す
すべてのごまかしを憎み
君のかよわき心が
破れるまで揺さぶり続けるんだ

かよわき心
かよわき心
僕の小さな心臓が高鳴る

ジミー・ブラウンはまるで石のよう
チャーリー・クラウンには行くあてがない
無知蒙昧天涯孤独な
荒馬を伴に旅をしろ
今までに耳にしたあらゆる嘘を
全部言ってごらん
身を震わせながら
荒馬を伴に旅をしろ
奴等がうろついてるだろうけれど


エコー&ザ・バニーメンのデビューから5年間のシングル集の最後に入っていたナンバーがこのBring On The Dancing Horses。
パンクの荒々しさを引きずったデビュー曲RescueやDo It Cleanの激情から、ダンサブルな要素を加えたNever Stopの絶望を前に踊るしかない狂気、弦楽団が耽美的なKilling MoonやSilverなどの完全なる孤独と断絶、アコギが美しく少し明るさの射すSeven Seas、そしてふっきれたように淡々と控えめに希望と決意を漲らせたBring On The Dancing Horsesへ。
1980年から85年までの11枚のシングルをほぼ発売順に並べただけのただのシングルコンピレーションなのに、それ以上の、バンドの成長記録とでもいうべき一枚を貫くストーリー性が確かにある。それは、真夜中から明け方へ/真冬から春へ/絶望から希望へと向かっており、一枚通して聴くと、刺々しかった心がいつのまにか癒されてしまう、そんなマジックを持っているように僕には聞こえる。

そろそろ荒馬を連れて次の旅に出よう。
奴等がうろついてるとしても。




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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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