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♪SOMEDAY

SOMEDAY(紙ジャケット仕様)
SOMEDAY

佐野元春

「SOMEDAY」がラジオから流れてきた日のことは今もよく覚えている。こたつに寝そべって、テスト勉強しながら聴いていたラジオから聞こえてきた60’S風のサウンド。何かがビビッと来て、ノートに慌ててその歌い手の名前を走り書きした。
それからしばらくして新しいアルバムが出た。
僕のノートは、佐野元春の言葉で一杯になった。

「この胸にSOMEDAY 信じる心いつまでも」(Someday)

「Step,Step傷ついたってDream Tomorrrow」(Suger Time)

「ただのスクラップにはなりたくないんだBabyBaby」(Happyman)

「たったひとつだけ残された最後のチャンスに賭けている」
「明日からのことも判らないまま知りたくないままBut It's Alright」(DownTownBoy)

「ROCK'N'ROLL NIGHT 今夜こそ たどり着きたい」(Rock&Roll Night)

今思えばたわいもない青臭いフレーズなんだけどね、それが元春独特の歌いまわしとビートに乗って、あの頃の僕の心にストンと落ちた。その言葉やビートの一つ一つが僕の人生へのアティテュードを決定付けてきたのだ。

『SOMEDAY』がフェイドアウトする直前、元春の歌詞カードには載っていないこんなシャウトが入る。
“Now,we're standing in the rain tonight!”-「今夜、僕らは雨に打たれている。」-
そう。今夜、僕らは雨に打たれている。いつ来るかもしれない「いつか」を信じたいなんて気分の時は心はきっとずぶ濡れだ。けど、この元春のシャウトは悲痛な叫びでもなげやりなやけっぱちでもなく、今雨に打たれている自分たちをはっきりと肯定する。そんなポジティヴな態度にずいぶんと力をもらったような気がする。




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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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