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♪忌野清志郎の10曲 その(4)

お送りしてまいりました『忌野清志郎の10曲』シリーズ、ラストの「楽」編です!

清志郎が亡くなって以降、僕らは清志郎の事を少しシリアスに考えすぎてきたかもしれない、という気がしてきた。YOUTUBEの画像のコメントには、天才、最高、完璧、神様、かっちょいい、すげぇ、忘れません、感謝しまーす・・・そんな手放しの絶賛の声がたくさん。でも、そんな手放しの絶賛を受けたとき、清志郎はいつも「天才?当たり前だろう、俺様を誰だと思ってんだ?」なんて高飛車なジョークで答えていた。「馬鹿じゃねえか、こいつら。」みたいな悪態をつくこともあった。そんなひねくれた清志郎が大好きだった。
清志郎のいうことやること、いつもどこまで本気なんだかわからない飄々とした感じがいつもあった。どこか人を食ったようないいかげんなところがあった。そのせいでいろんなところで反感食らったり物議を醸したりもしたことは枚挙にいとまがないけれど、どれもほんとは清志郎流のユーモアだったんだと思う。
そういや「瀕死の双六問屋 」でも、「ユーモアが大切だ。ユーモアを理解しない人間が戦争を起こすんだ、ってヘルマン・ヘッセも言っている。」なんて言葉があったな。
シリアスになりすぎちゃいけない、ぜんぶ冗談みたいなもんさ、だから楽しもうぜ。

さて、そんなわけで「楽」編の10曲は、あまり青筋立てたりイキリたったりせずに、うつむいたり叫んだりもせず、女口説こうともしていない(笑)、自然体で無邪気で能天気でファンキーなのを選んでみました。
とにかく聴いてて楽しい奴、ゴキゲンな時についついどこからともなくハナウタで歌いたくなっちゃうようなのを。



1・トランジスタラジオ

2・わかってもらえるさ

3・BOYS

4・Sweet Soul Music

5・エリーゼのために

6・ガ・ガ・ガ・ガ・ガ

7・ブン・ブン・ブン

8・ プン・プン・プン(オコリンボリンボ)

9・ 楽(LARK)

10・ドカドカうるさいR&Rバンド


PLEASE Baby a Go Go Memphis 

あー、こりゃ最高だ。
めちゃくちゃかっこいい!
清志郎、やっぱり天才だぜ。

あ、やっぱりそう言っちゃうな(笑)。




忌野清志郎の10曲 「楽」編

1・トランジスタラジオ
初めて聴いたRCナンバーがこれ。中学2年生だった。清志郎は気持ちの悪いオカマだと思っていた。とてもまともな人間が夢中になるようなもんじゃない、と。でも、この曲はいいな、なんて思った。FMラジオのヒットチャート番組を聴くようになったりした頃だったから尚更、この曲の♪君の知らないメロディー 聴いたことのないヒット曲~ってフレーズがリアルだった。
そして、今でもタバコを吸いながら空を見上げて浮かんでくるのはいつもこれ。

2・わかってもらえるさ
76年に出されたシングル盤はたった500枚しか売れなかったらしい。暗黒時代の名作。
晴れ渡った薄い青空に、悲しみが吸い込まれていくような、素敵な歌だと思う。

♪気の合う友達ってたくさんいるのさ 今は気付かないだけ
 街で すれちがっただけで わかるようになるよ

BOYS
92年の「MEMPHIS」。ブッカーT&MG’sのおなじみのあのイントロで始まるR&Bナンバー。
オリジナルの当人達が演奏しているのだから、これはパクリではない(笑)。
夢が叶って嬉々としている清志郎の顔が目に浮かんでくる。

4・Sweet Soul Music
これも80年の「PLEASE」。オーティスからの影響を隠さない清志郎。初めて聴いた頃はオーティス・レディングはおろかソウル・ミュージックなんてちんぷんかんぷんだったけどね。今聴くと、ストレートな真似が可愛らしいくらい。
それにしてもこのリズム、ラッパ、ギター、そして清志郎のシャウト、文句なしにかっこいいな。

5・エリーゼのために
82年の「BeatPops」より。腰の浮く粘っこいファンク。
ふとしたときに鼻唄で♪びっ、びっ、ビートポップス、あーの娘の好きな~、なんて歌ってしまう。

6・ガ・ガ・ガ・ガ・ガ
これも鼻唄度の高い一曲。81年の「BLUE」。
♪ノイズだらけのラジオが鳴ってら ゴキゲンなR&B サイコー ガ・ガ・ガ・ガ・ガ・ガ 
 高速道路がおいらの屋根だぜ~ アスファルトのダイニングキッチン おいしそ~

7・ブン・ブン・ブン
これは「RHAPSODY」の中でも一番お気に入りの曲。ぶりぶりとせりあがってくるリズム。
♪ずいぶんだゼ、ずいブブンブン!ちゃんと税金払ってるゼ~ってフレーズも、ふとしたときについ出てきたりしてしまう(笑)。

8・ プン・プン・プン(オコリンボリンボ)
イマイチ地味であまりのめりこまなかった85年「HEART ACE」の一曲。
事務所問題で前の事務所の社長を揶揄した歌と言われているけれど、怒りをこういうユーモアにしてしまうのも清志郎の真骨頂。モータウン風のリズムが可愛らしい。

♪いつかきっと晴れた日に子どもみたいな声で 君が笑うときが来るさ だからその日まで
 プンプンプンプンプンププンププンプン さぁ怒ってろよ

9・ 楽(LARK)
RCのラストアルバムになってしまった「Baby A Go-Go」のラストナンバー。
♪ケワシイこの人生 一日でも多く 楽をしたい~
軽快なリズム、能天気な口笛がいい。
これくらい肩の力抜いて能天気に行きたいもんです、まったく。

10・ドカドカうるさいR&Rバンド
最強ナンバー。ちょっと狙いすぎなくらい(笑)、そこが清志郎らしくていい。

♪悲しい気分なんか ぶっとばしちまいなよ~ ドカドカうるさいロックンロールバンドさ~
 YEAH、サンキュッ!



ロックは元々楽しいもの。
そしてまっ正直に思ったことを歌うもの。
心の深い深い部分の言葉にならない気持ちをバーンとさらけだしちゃえるもの。
清志郎がやってたことは、そのまんまそういうことだったんだな。

それが40曲を選んでみた感想。

彼が残したたくさんの歌を聴けば、僕らはいつでも清志郎に会える。
それは、なんてラッキーなことなんだろう。







・・・とまぁ、そんなこんなで忌野清志郎の大好きな歌を選んできたのですが、おやっ?あの曲入ってないの??という曲がたくさん出てしまいました。「喜怒哀楽」というテーマに捕らわれてしまった結果(実際捨てられない曲ばっかりだった)、いわゆる王道のど真ん中直球ナンバーを選ぶ場所がなくなってしまったのです。マニアックに走って無視したのではなく、入らなくなってしまった(汗)ということ。
そこで最後に“アンコール”として、「忌野清志郎 魂の10曲」を最後に追加させていただきます!


1・JUMP

2・激しい雨

3・Rock Me Baby

4・あふれる熱い涙

5・つ・き・あ・い・た・い

6・雨上がりの夜空に

7・空がまた暗くなる

8・イマジン

9・上を向いて歩こう

10・すべてはALRIGHT


これはこれで文句つけようがないくらいどの曲もかっこいい!
余計なことは語りません。もう、魂こもりまくってます!

でも、なんだかまともすぎる選曲だな、これじゃ。
最後の最後にもう一曲、SKY PILOTも入れておこう。

Yeah,この世界に愛を、愛にチャンスを!


サンキュー、バイバーイ!
愛してま~す!






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コメント

[C474] Re:

hiyohiyoさん、こんにちは。
なんだかんだで51曲。これは選んだうちに入るのか?と思いつつ、やっぱり「どれも大好きで大切な歌ばかりです。

シリーズ記事にたくさんのコメントをいただいて、あたらめて皆さんの中でそれぞれに清志郎が生きているんだな、って実感しました。
コメントを頂いたほとんどの方は同世代なんですね(笑)。同じ年頃に同じように清志郎やRCに影響を受けたみんなが、こうしてその魂を捨てないまま大人になっているということがなんだかとても嬉しいです。

[C473] おつかれさまです~。

楽しいナンバーばかり。
曲名を見ているだけでウキウキしますね。

個人的には、
この震災のとき「JUMP」の力強さ、
清志郎の声や演奏のストレートに入ってくる
強さに、胸の中の熱いものを刺激されました。


「チャボの10曲」も楽しみです。
いま、チャボが多くのミュージシャンに
慕われている姿を見ると、
なんだか嬉しくなります。


  • 2011-05-08 11:41
  • hiyohiyo
  • URL
  • 編集

[C472] Re:

LA MOSCAさん、どうもです。
アンコール、卑怯と思いつつもどれも捨てられなくなってきてしまって、これしか手はなかったっす。どこかの時期に偏りすぎないよういろいろバランスも考えたのですがやっぱり80年代前半に偏ってしまったのは、脳みそにこびりついている度合いが違うのでこれもやむをえなかったです。
それでも実は「スローバラード」落としちゃってるのですが、やむをえなかったです。

作成者本人が言うのもなんですが、僕も「楽」編が今は一番聴いてみたいです。“ビートポップス”や“ハートのエース”は手元にはカセットテープしか持っていないのですが、デジタル音源仕入れてウォークマンにこの曲順で入れてみようと思っています。

[C471] Re:

ぼくさん、お久しぶりです!
「プンプンプン」は、確かに地味なアルバムの地味な曲ですが、とても好きな曲です。
怒ってんのに、笑ってて、ふざけてんのに愛がある。『ハートのエース』というアルバムのB面3曲目、僕が聴いているのは古いカセットテープです。LPレコードは確か実家にあったはずなんだけど。

[C470] Re:

ホルモナーさん、ご無沙汰しております。
武道館行かれたんですね!
清志郎の新しい歌が聴けないのは残念ですが、こうやって清志郎の歌は歌い継がれていって、歌い継がれているうちは清志郎はずっと生きているんだろうな、なんて思います。
サンボマスターの「トランジスタラジオ」やハナレグミの「多摩蘭坂」、トータスさんの「よそ者」やクロマニヨンズの「Baby!逃げるんだ」は観てみたかったです。
そして、チャボ!新井田さん!

せっかくなんで近々「チャボの10曲」もやるつもりです。



[C468] お疲れ様でした!

いよいよラストですね!
「トランジスタ」や「ドカドカ」「Sweet Soul」などの定番に混じる「わかってもらえるさ」が印象に残ります。確かにコレは清志郎にしか唄えないかも。

「プンプンプン」は同じモータウン調のクラッシュの「ヒッツヴィルUK」を思い出します、俺は。

今回、読んでて一番聴きたくなったのは「楽」
何故か。

アンコール。
ずるいよ!(笑)
でもいくら選び出してもキリがないですもんね。
だって清志郎だもん!

[C467]

こんにちは。
RCってほとんど聴いたことないんですけど、プンプンプンだけは知ってます。
多分、あまり有名な曲ではないんですよね?
ラジオで何十年も前に、かかっていたのを、いちど聴いただけなんですが、サビのところは今でも歌えます。
そういう意味で、ぼくにとっては、特別な感じのする歌です。
  • 2011-05-07 19:51
  • ぼく
  • URL
  • 編集

[C466]

ごぶさたしてます、元めれんげ、のホルモナーです。
最近またHN変えたんですけど面倒なので旧名で(笑)

先日、武道館のイベントに行ってきました。
とんでもなく豪華な顔ぶれだったんですけど
バックバンドを努めるチャボとコーちゃんの楽しそうな笑顔がとても印象的でした。

「わかってもらえるさ」いいなぁ。
武道館では誰も歌わなかったけど
あれは清志郎しか歌えないし、聴けないかも。

それにしてももう2年。早いですね。

goldenblueさんの記事、今回も楽しく読めました。
また遊びに来ますね。
  • 2011-05-07 04:11
  • ホルモナー
  • URL
  • 編集

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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