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♪忌野清志郎の10曲 その(3)

忌野清志郎の10曲 その3は、喜怒哀楽の「喜」。
そう書いて、はたと困ってしまった。「喜ぶ」と「楽しい」の違いって何だ?

辞書を引いてみると、、、
【喜ぶ】
・よい事に出合って快い・楽しい・うれしいと思う。
・祝福する。
・ありがたいと思いつつ受け入れる。
【楽しい】
・心が満ち足りて、うきうきするような明るく愉快な気分である。
・富んでいる。豊かである。

…うーむ。微妙だ。「喜」の方には「快い」というニュアンスが強く、「楽」は「豊かである」というニュアンスが強いのかな。
ならば、ということで、「喜」編はラブソング特集にします!


1・Drive my car

2・君が僕を知ってる

3・MELODY MAKER

4・夜の散歩をしないかね

5・君にだけわかる言葉

6・ダンスパーティー

7・指輪をはめたい

8・Baby#1

9・毎日がブランニューデイ

10・お弁当箱



EPLP(紙ジャケット仕様) OK Baby #1

『GOTTA!忌野清志郎 』って本の中に、清志郎が松山千春をこきおろす部分がある。
「手垢のついた言葉や表現ばっかり並べてさ、中学生だって寝転がってあの程度の詞なら書いちゃうと思うよ、論外だね。」
ハハハ、激しく同意。
「永遠にそばにいるよ」とか「誰よりも愛してる」なんて見え透いたうすっぺらい愛の言葉を聞くとなんだかむずがゆくなる。そういう言葉なんて所詮はファッションみたいなものだ。きれいに飾って見せたところであくまで表紙、実際の中身はわからない。或いはお役所の公式文書みたいに形式的で無味乾燥で心を揺り動かさない。
清志郎の歌うラブソングは、もっと身近で、とても生々しい肌触りがする。手触りや感触や温度がある。
自分で感じたことだけを、自分で感じたように歌う。
良くも悪くも正直で無邪気で、なんだかとても可愛らしい。
素直な気持ちだからこそ心が動かされてしまう。
そして、大好きな人と一緒にいること、何かを共有することの「喜び」が素直に表現された清志郎のラブソングを聴くたびに、そんな生々しい肌触りを愛おしく思い出すのです。



忌野清志郎の10曲 「喜」編

1・Drive my car
♪あたたかい君の足でつつんで欲しいのさ
 今夜遠くからたどり着くぼくだから BEEP BEEP BEEP BEEP Yeah

83年の「OK」の1曲目。もったりしたリズムがソウルフルでかっこいい。
BEEP BEEP BEEP BEEP Yeah、っていうかっこいいコーラスはビートルズの“Drive my car”からの借用。

2・君が僕を知ってる
♪今までしてきた悪いことだけで、ぼくが明日有名になっても
 どうってことないぜ まるで気にしない 君が僕を知ってる

これはもう、RC/清志郎の曲の中でもベスト3に入る大好きな曲。
EPLPに入っているアコースティック・バージョンもいいけれど、やっぱりライブでおなじみのソウルフルなバージョンがかっこいい。

3・MELODY MAKER
87年、ロンドンに渡り、イアン・デューリーのブロックヘッヅのメンバーと忌野清志郎 & The Razor Sharps名義で発表した初めてのソロアルバム「RAZOR SHARP」に収録されていたソウルフルなバラード。
これ、地味だけどいい曲ですよ。

♪愛する君のメロディ・メーカーになりたい この気持ちこのギターで君だけに 
 伝えたい ぼくなのさ Oh,Yeah~

4・夜の散歩をしないかね
76年「シングルマン」収録のささやかなラブソング。美しさにため息がこぼれる。

♪窓にきみの影が 揺れるのが見えたから ぼくは口笛に いつもの歌を吹く
 きれいな月だよ 出ておいでよ 今夜もふたりで 歩かないか

5・君にだけわかる言葉
♪君にだけ わかる言葉 僕にしか わからない嘘
 たった一言で たったそれだけで 僕の中にいつも君がいる

95年発表のシングル。ソウルな清志郎がかっこいい。
この時期に何枚か続けて出したシングルはベスト盤にばらばらと収録されているもののこの曲は未収録のまま。CDシングルを持っているけどもう聴く装置が・・・。この時期の、ホーンセクション入りのソウル・レビューを意識したバンドの音源、まとめて出して欲しいものです。

6・ダンスパーティー
元々は82年のどくとる梅津バンド&清志郎名義「DANGER」に収められた曲。
清志郎の得意な、ちょっとHなダブル・ミーニング。

7・指輪をはめたい
これも「OK」収録の名曲。ずいぶん古くから演奏されていた曲で、井上陽水との共作「帰れない二人」の元歌だったことも有名だけど、そんなことはまぁどうでもいいこと。この清志郎のソウルフルな歌、これぞまさにオーティス譲りのR&B。涙出ます。

♪もしもこんな夜に おもてに放り出されても 眠るところさえ見当たらなくなっても
 そばに君がいれば そばに君がいれば 何も変わりはしないさ

8・Baby#1
89年に二枚目のソロアルバム用の曲として準備されいたこの歌、石川遼の出ていたカレーのCMでよくTVでも流れていました。この曲や「I LIKE YOU」「あふれる熱い涙」なんかは全部、タッペイ君が生まれた事がきっかけでできたのだろうけど、ラブソングとしてもとても可愛らしくてチャーミング。

♪なんて素敵な夜だろう いつも夢見てたことさ あぁこの胸に君を抱けるなんて 僕は世界の№1

9・毎日がブランニューデイ
♪君と真夜中に話した いろんな事 75%は 忘れてしまった
 君と長い間過した この人生 80%以上は 覚えてないかも
 Hey Hey Hey でもいいのさ Hey Hey Hey 問題ない
 君がいつもそばにいるから 毎日が新しい

06年「夢助」に収録されたチャボとの共作曲。このいいかげんな態度、何の臆面もなく“365% 完全に幸福”なんて言い切っちゃうのが、清志郎らしくていいよなぁ。。。

10・お弁当箱
93年の2・3’Sの2ndアルバム「MUSIC from POWERHOUSE」より、とっても可愛らしい、そしてとても元気になれる軽快なロックンロール。

♪ポケットからあふれてる 笑顔からあふれてる 君の過去を僕が全部 今夜食べてあげる
 


・・・ここは、惜しくも選外になってしまった曲がたくさんあります。
「2時間35分」「モーニングコールをよろしく」「ラプソディ」「 Oh,Baby」「 窓の外は雪」「可愛いリズム」「I LIKE YOU」「Baby何もかも」などなどなど。
あなたの大好きな曲を漏らしていたらごめんなさい。




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コメント

[C464] Re:

LA MOSCAさん、毎度です!
「ラプソディー」、LA MOSCAさんの一番好きかもしれない曲でしたね。いやぁ、何しろいい曲多すぎて。特に80年~の数年はやっぱり思い入れ強いですから、選びすぎると偏りすぎちゃって、、、なんだかんだで選曲はやっぱりその時期に集中しちゃうんですがね(笑)。

[C463] Re:

hiyohiyoさん、こんばんは。
「ダーリンミシン」!♪僕のお正月の赤いコールテンのズボンができあがるっ、ってとこ、なんかよくわからんけどすげぇ~って思ってました。とってもかわいらしい曲ですよねぇ。

[C460] またまた

楽しく読ませていただきました!

うん、ああいう人の歌詞って全然残らないけど
清志郎の言葉はすっと耳に入ってきますよね。
スゴイ生々しいと思います、俺も。

でも一言言わせてもらうと「ラプソ」選外にしちゃダメですよ!(笑)

[C458] 君僕!

「君が僕を知ってる」
大好き。わたしもBEST3に入るかも。
でも「喜」には、「ダーリン・ミシン」も入れたいかな。
学生のとき、洋服を作っていたので、
よく深夜にミシンをかけながら、
この曲を口ずさんでいました。
「楽」も楽しみです~~!
  • 2011-05-05 03:20
  • hiyohiyo
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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