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♪おぼろ月夜

 菜の花畠に
 入日薄れ
 見わたす山の端
 霞ふかし
 春風そよふく
 空を見れば
 夕月かかりて
 にほひ淡し

 里わの火影も
 森の色も
 田中の小路を
 たどる人も
 蛙のなくねも
 かねの音も
 さながら霞める朧月夜


桜もきれいだけれど、なんだか儚い。
それよりも、土手を埋め尽くすように咲いた菜の花の生命力が好き。


ぬちぐすい みみぐすい
ぬちぐすい みみぐすい / 夏川りみ


“ぬちぐすい”とは命の薬、の意味。
元々は健康によい食べ物、というような意味なのだろうが、沖縄の人は「ぬちぐすいさぁ~」なんて言いながら酒を飲む口実に使ったりもするようだ。
おいしい食べ物、おいしいお酒に限らず、心が癒されるようなことすべてが“ぬちぐすい”。


歌そのままの、春の霞んだ空に浮かび上がるおぼろ月の今夜。
僕も「ぬちぐすいさぁ~」と言い訳をしながらコップにお酒を注ぐことにする。

(おぼろ月夜 / 夏川りみ)






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コメント

[C431] Re:

つき子さん、こんばんは。
心地よく酔っぱらわれたようで何よりです。
気持ちよいお酒は、カラダの中の流れをよくしてくれますね。詰め込むばっかりじゃなく、溜まったものをちゃんと出すことは大切なことですね。

[C430]

今、ヴェルモットのノイリープラットをしこたま体に仕入れてきました。お酒はいいですねぇ。酔った勢いで名作『レモンハート』を全巻アマゾンで注文してしまいました。「食う、寝る、出す」がうまくいってればケンコーだと思いますが、そこに「楽しく飲める」が加われば最強ですね。みなさん良いお酒を!
  • 2011-04-17 23:43
  • つき子
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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