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♪The Harder They Come

 The Harder They Come
Original Sound Track : The Harder They Come / Desmond Dekker、Jimmy Cliff etc.


The Harder They Come

 奴等は俺に言う
 「天国の美味しいパイがおまえが死ぬのを待ってるぜ」って
 けど奴等はおまえが生まれてから死ぬまで
 おまえの泣き叫ぶ声を聞こうともしなかったんだ
 あのお日様が輝く限り
 自分の分け前は自分で頂くさ
 奴等は厳しく攻め立てる
 けれど惨めに崩れ去る
 それがこの世の常

 支配者たちがいつも俺を打ちのめし
 俺を地べたにはいつくばらせようとする
 奴等はこの戦いに勝ったつもりでいるけれど
 神は奴等の行いを忘れはしない
 あのお日様が輝く限り
 自分の分け前は自分で頂くさ
 奴等は厳しく攻め立てる
 けれど惨めに崩れ去る
 それがこの世の常

 俺は俺がほしいもののために闘い続ける
 死んでしまったらなんにもできなくなるもんな
 けど操り人形や奴隷として生きていくくらいなら
 自由な人間として墓に入った方がマシってもんだ
 あのお日様が輝く限り
 自分の分け前は自分で頂くさ
 奴等は厳しく攻め立てる
 けれど惨めに崩れ去る
 それがこの世の常
 そう、それがこの世の常


国民を窮乏に陥れながら自分とその一族だけは甘い蜜を吸っていつまでも権力に居座ろうとするかつての国民的英雄。
悪政に耐え切れずに「俺たちにも自由を!」と立ち上がった自国の国民に容赦なく銃を向け戦闘機から爆弾を降り注ぐかつての革命指導者。
そして、情勢の優劣を見極めてからあと出しジャンケンみたいに「民衆を支援する」などと表明する卑怯な政府や、そんな世界の出来事の情報を遮断できると思い込んでいる愚かな独裁政党。

奴等はきっと、この歌のことを知らない。
The harder they come
the harder they'll fall
one and all.

Peace for Tunisia.
Peace for Egypt.
Free Bahrain.
Free Libya.



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コメント

[C375] Re:

たか兄さん、こんにちは。
キースのバージョンもめちゃくちゃかっこいいですよね。確かにずしんと重みがあって、裁きを受けたものならではの説得力があります。
ジミーさんのはもっと明るく飄々としていてバネがあって、その明るさ、軽さをとても力強く感じるのです。

[C374] Re:

リュウさん、こんにちは。こちらこそご無沙汰です。
もう20年近く前エジプトへ行ったとき、ボブ・マーリィがかなりポピュラーだったのにびっくりしたことがあります。エジプトの人にとってボブ・マーリィのメッセージはかなりリアルだったのでしょう。そして実は今度の革命にも精神的に影響があったのでは、と思ったりしています。

[C373]

 今晩は。  ご無沙汰いたしております。
 この曲は、オリジナルのジミー・クリフより、キースがカバーした方を聴いて、
 初めて知ったんですよ。
 78年に初ソロ・シングルとして(アルバム制作は断念したけど)、
 チャック・ベリーの“Run Rudolgh Run"のカバーとの組み合わせで発表したもので。
 反体制的内容は、ある意味“裁き”を受けた者ほど説得力と重みがあるものです。
 私にとってのレゲエの入り口は、クラプトンとキースという“裏口入学”なので、
 未だに本質までは読み取れない私です。
 

[C372]

今晩は&ご無沙汰しました!

レゲェに政治的メッセージを込め有名にしたのは、このあたりと、ボブ・マーリィですよね!

今の世界的状況は、今まで抑圧されたものが一気に噴き出した感じ。

やつらがこのメッセを知らないに同感です!
  • 2011-03-05 21:33
  • リュウ
  • URL
  • 編集

[C371] Re:

非双子さん、こんばんは。
まったくやるせないハナシです。まぁ会社にも、昔は「現場職員の立場で汗をかいて」なんて言っていた人が偉くなったとたんまったく汗かかなくなっちゃうミニ・カダフィみたいなのもいますが(苦笑)。人の性?やりきれないですね。
  • 2011-02-28 23:49
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C370]

>自国の国民に容赦なく銃を向け戦闘機から爆弾を降り注ぐかつての革命指導者

一日16万円で雇った外人部隊、支持派の一般国民に武器を与えての抗戦、、、、

権力者は何故、私欲の権化となるんだろう?
人間の性(さが)とするとあまりにも虚しい。
  • 2011-02-28 19:04
  • 非双子
  • URL
  • 編集

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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