マイルス・デイヴィスの70年代前半エレクトリック時代、というのは否定する人もいれば絶賛する人もいれば様々で、僕はどちらかというと苦手。なんかよーわからんけどものすごいパワフルということだけはビシビシ伝わってくるから、聴いているとちょっと疲れてしまう。 そんな中でこの曲だけはめちゃくちゃかっこいいと思うのが“Red China Blues”。70年~74年の演奏を集めた「Get Up With It」というアルバムに入っている、バリバリ激渋のブルース。 なんせギターにコーネル・デュプリー、ドラムスにバーナード・パーディーという、当時キング・カーティスのキングピンズでぶりぶりのファンク/ブルースを演っていたメンツが共演している。どんな人なのかよく知らないがアンプリファイドされたハーモニカを吹くウォーリー・チェンバースって人がまたかっこいい。 実は最初にこの曲を聴いた時、マイルス・デイヴィスがどこでトランペットを吹いたのかわからなかったのです。よくよく聴けば、ワウワウのかかったエレキギターだと思っていた音がマイルスだった。 どうして曲名が“レッド・チャイナ”なのかは正直よくわからないのですが。
最近あちらとモメているニュースで持切りですね。同じアジア人なのに悲しいことです。
それはそうと、エレクトリック期のマイルス、好きな盤も何枚かありますが、苦手なものも結構あって、なかなか全部を受け入れる器をぼくは持ち合わせていないようです。確かに疲れてしまいますよね...。『Get Up With It』もまだちゃんと聴き込んでいないのです。ちっとも中国っぽくないのに「Red China Blues」。
インストに曲名を付けるのって、結構インスピレーション任せで、大した意味は無いものも多いのかもしれませんね。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
エレクトリック期のマイルスは評論家筋ではやたらと持ち上げられていてこれがわからない奴はダメみたいな言われ方をしますが・・・ああいう音楽を日常的に聴ける人ははたしてどれくらいいるんでしょうかね?あのテンションで生活していくことは僕には不可能だなぁ。
昨日、中国からの研修帰りの人とお会いしましたが少なくとも広東省一帯では日本人だからと喧嘩売られるようなことはなかったようです。どちらの国でももめ事を起こしたがっているのはごく一部の政治的な人たちだけのこと。報道を真に受けちゃいけませんね。