fc2ブログ

Entries

♪月のきれいな冬の真夜中に聴いたローリング・ストーンズの14曲

地下室の階段を上がったのは、もう夜中の2時を回っていた。
タクシーをつかまえに大通りまで歩いているうちに、なんだかもうしばらく歩きたくなったのは、お月様がとてもきれいだったからだ。
今夜の友人のライヴはとても素晴らしかった。お酒もほどよく飲んでご機嫌な気分。
こんな夜にタクシーなんかに乗って帰るのはなんだか馬鹿馬鹿しくなってきて、歩いて帰ることにした。
なにしろ歩くたびにお月様がずっとついてきてくれる。
皆既月食は確かに神秘的ではあったけれど、僕は煌々と明るく輝くまんまるいお月様の方が好きだな。
ここから家までは6、7kmってところ。
まぁ二時間近くもあればきっと帰り着けるだろう。


歩いて帰る道すがら聴いていたのは、自分で編集した70年代ストーンズの“スロウ・ミディアム編”。
この記事の続編です。)

 1.Can You Hear the Music?
 2.I Got the Blues
 3.Winter
 4.Time Waits For No One
 5.Coming Down Again
 6.If You Really Want To Be My Friend
 7.All About You
 8.Memory Motel
 9.Worried About You
10.Beast of Burden
11.Sweet Virginia
12.Far Away Eyes
13.Shine A Light
14.Moonlight Mile


スティッキー・フィンガーズ(紙ジャケット仕様) Exile on Main Street Goat's Head Soup (Reis) It's Only Rock N Roll (Reis)
 Black & Blue (Reis) Some Girls (Reis) Emotional Rescue (Reis) Tattoo You (Reis)  

澄んだピアノの残響音が、お月様の周りをぼぉっと包みこむもやみたい。
ストーンズのバラードって、どこか空気感が澄んでいるんだな。
冬の真夜中、しかもお月様のとてもきれいな夜に聴くと、夜のうちならばどこまでも歩いていけそうな気がした。
♪I am just living to be lying by your side
 But I'm just about a moonlight mile on down the road
なんて、ハナウタで歌いながらね。


スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://goldenblue67.blog106.fc2.com/tb.php/231-2a924f20

トラックバック

コメント

[C862] Re

絶望ベッカライさん、毎度です。
いやぁ、なかなか素晴らしいライヴでした。うたがど真ん中にある編成はかなりはまっていましたよ。
また次が楽しみです。
  • 2011-12-14 08:19
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C861] 赤月夜

おー、ありがとーでしたな。
今年はひどく疲れた1年だったよ。
走った、走った。走りすぎた。

今週末の土日のライブ2本で打ち止めになります。
最後の最後に、ようやく、しっかりと、
音楽にできたのではないかと思っていますよー。

彩月ちゃんが「赤月夜」、今宵、どこぞの店で唄ってくれてるんじゃないかな。

寝たのは4時半でした。

そういや俺の死んだ友人が
   
   真夜中に飛び起きて、
   アスファルトの上を歩きたくなる。
   とりとめのないことが
   お前にわかるかい?

と、歌っていたぜ。
それを思い出したよ。
  • 2011-12-13 22:12
  • 絶望ベッカライ
  • URL
  • 編集

[C860] Re

ezeeさん、こんばんは。
Time waits for no one、まったくストーンズらしくない、流れるようにきれいな曲ですよね。最初聴いた時は「なんだ、ケッ!」って思ったのですが、じわじわとはまってしまいました。
ミック・テイラーだからこその美しさ。キースやロニーには渋いはかなさはあっても、こういう類の美しいはかなさはありません。でもミックは実はかなりこういうの好きだったのでは。
中盤以降の流れではほんとはIndian Girlsも入れたかったのですが、カントリーっぽいのを3つ続けると流れが違う方向へいってしまったのであきらめました。




[C859] Re

まりさん、こんばんは。
>三蔵法師が出て来そうな曲
ハハハ、確かに。今のストーンズからは出てきそうもないような不思議な感じの曲ですよね。
最初はあんまり好きじゃなかったんですが、いつの間にかはまってしまった曲です。月明りの下で聴くと、ちょっとトリップする感覚になります。
体力さえあれば朝までお月様見ていたかったですねー、でもさすがにお風呂入ってバタンキューでした(笑)。

[C858] Re

Okadaさん、こんばんは。
2時間歩きました。丸太町から伏見某所までなんですが、最初はまぁ京都駅くらいまでのつもりだったのですが、、、ほんというと、そろそろ疲れたなぁ、って頃にはもう空車のタクシーが通りかかってくれなかったのでやむを得ず、って感じです。最後の方は今更乗っても仕方ないという意地でした。。。
この記事書いたときはそうでもなかったのですが、2日目の今日になって太ももとふくらはぎがパンパンに・・・(苦笑)・・・やっぱり若くないことを実感しました。
>大声でデタラメな歌詞
・・・僕も人通りの少ないところではやってたかもしれません(笑)。

[C857] Re

konomiさん、こんばんは。
センス!うーん、いい言葉ですねぇ(笑)。この手のことはなかなか考えても出てきません。ひらめくかひらめかないか、浮かぶか浮かばないか。
僕はかなり音楽を気分で聴いているんでしょうね、というか、いろんな音楽が連れて行ってくれるいろんな気分が好きなんでしょう。
この時期のストーンズはやっぱり冬の匂い。そしてはかないけど美しい感じがはらはらしてますから、真冬の月夜には合うなぁ、なんてパチンとひらめいたのだと思います。
音楽ソムリエでも目指しましょうか(笑)。

[C856] Re

megumickさん、こんばんは。
Till the Next Goodbyeももちろん候補にはあったのですが、If You Really Want To Be My Friendに軍配。Fool to Cry はMemory Motel と競りました。Angieは最初から候補になかったけど、時に冬の夜にはぐっと沁みてくる曲ですよね。
そもそもこの時期のストーンズのスロウって20曲ほどしかないし、当然全部ええ曲なので、選ばれなかった曲は好き嫌いというよりも、流れの中で選んだ曲とキャラがかぶってしまっただけ、という感じです。
でも、どれも削れないというmegumickさんの欲張りなところが(笑)素敵だと思いますヨ!

[C855] Re

LA MOSCAさん、こんばんは。
ほんとこういうの好きやなぁ、と我ながら思います(笑)。重く入って、間、ちょっとしんみりして、だんだん明るくなって、最後また不思議な感じで終わる、でも最初と最後の不思議な感じはなんかちょっと違う感じ、、、みたいな。通して聴くと癒される感じの流れにしたかったんですよね。

[C854]

いや~何とも渋い選曲!
中には5年くらい聴いてなかった曲もあります。
個人的に中盤以降がツボです。
でもTime Waits For No Oneってストーンズらしくないけどエエ曲ですね

[C853] 朝ぼらけの月

朝の消えかかっている月も 大きな丸で良かったです。
「ムーンライト・マイル」ストーンズの曲で一番のお気に入り。
こういった三蔵法師が出てきそうな曲をかくのが 彼らの不思議なところですよね!?
  • 2011-12-12 22:29
  • まり
  • URL
  • 編集

[C852]

ぼくも年に1回くらい、終電を逃した飲んだ帰り、タクシーに乗らずに歩いて帰ることがあります。
しかし、2時間も歩くとはなかなかタフですね~。
そんな帰り道に聴く、このストーンズのスロウ・ミディアム編。
確かにどこまでも歩いていけそう。
でも、ぼくは酔っぱらってヘッドフォンで音楽を聴きながら歩くと、大きな声を出してデタラメな歌詞を一緒に歌ってしまう習性があるので、気をつけなきゃな~。

[C851] さすが~

いつも思うんだけど、こういう切り口を思いつくセンス、
それがgoldenblueさんに惹かれる最大の理由なのかも。

清志郎の曲を「喜怒哀楽」で分けたりとか、ね。
そうそう、わかるわかる、なんだけど
どっかで少し悔しがってる(笑)

俺もやりたかったな~なんて
思い付かなかった自分を責めたりします^^;


>「♪月のきれいな冬の真夜中に聴いたローリング・ストーンズの14曲」

もう、このタイトルだけで十分楽しめます。
たまんないッス(笑)
記事を読まなくても色んな風景や音が湧き上がってくる。


選曲?
もうバッチリでしょ。
数曲の違いはあるけど異論なし、です。

ありがとーございます♪
  • 2011-12-12 09:25
  • めれんげkonomi
  • URL
  • 編集

[C850]

あっ、ラモさんも作ってみてください!
私は作れないって思うから(笑)
この選曲はバッチリですね!
後、加えて欲しいのは・・・
Hide Your Love(失恋の際に)
Till the Next Goodbye(涙が出ます)
Wild Horses(ギターに癒されます)
You Gotta Move(深く落ちます)
Waiting on a Friend(スローじゃないけど)
Cherry Oh Baby (はまると気持ちいい)
Melody ( ”  )
Fool to Cry (ベタですけど)
Dancing with Mr,D(陶酔しますよ)
最近Angieも聴けるようになってきた。
ね、こんな感じだからベストなんて出来ないんです(笑)

私も同じころ友人のライブに行ってました。
で、帰り道翳った月を見ました。

「ストーンズがNo1!」て言い切る人です(笑)
全然マニアじゃないけど・・・
私は入り口がストーンズな感じです。
そこから広がっていったみたいな・・・
(よくわからないけど)
人生の一部分です。そして道しるべかな。

[C849]

この選曲、いいですね。
取り分け、曲順がサイコーです。
俺も真似して作りたくなりました!

[C848] Re

波野井さん、こんばんは。
今夜もお月さん、きれいなようですね。冬は空が澄んでいるせいか、ほんとに星がきれいですよね。
このリスト聴きながらのほろ酔い散歩、気持ちよかったですよ。Fool to Cry,Waiting on a friend,Indian Girls,Sleep Tonightなんかも大好きですが、CDサイズ74分くらいで収めるために泣く泣くパスしました。あ、Wild Horsesも。
ぜひお好みで編集してくださ~い!

[C847] Re

リュウさん、こんばんは。
結局2時間近く歩きました。思いのほか寒くもなく気持ちよかったけど、案の定今日、脚が痛い(笑)。
最初から1と14は決めていました。
あとはバランスと雰囲気。ストーンズのバラードってやたら冬が似合いますよね。

[C846] Re

haTshさん、こんばんは。
ストーンズが1位か、と問われると微妙ですね。「ストーンズが№1!」と言い切る人って、(ビートルズもそうですが)何を置いてもストーンズが1番、っていう熱狂的なイメージがありますので、そういう意味では一番はストーンズではありません。ブートレッグとか一枚も持ってないしリマスターも買ってない。
何せストーンズは、歴史が長く間口が広く奥行きが深いから、ブルース好きもパンク好きもソウル好きもハードロック好きもみんなが入ってこれるんですよね。
あと数十年してロックの歴史が語られる時、モダンジャズがマイルスだったのと同じように、ロックはストーンズだったと語られるんじゃないかと思います。

[C845]

自分も月が大好きです!
月食は終わりましたが、今日もきれいでしたね。
今夜はお通夜だったのですが、車をとめた場所からお寺まで距離があったので、ずっと月を見てました。こないだの後輩も一緒で、すごい月だね!なんて言いながら(^^)。

ストーンズのオリジナル編集盤!月夜にあいそうですねえ(>v<)!
そのまま編集させてもらおうかなあ(^_^;)!!♪
  • 2011-12-11 20:36
  • 波野井露楠
  • URL
  • 編集

[C844]

今晩は♪
ちょっと浮かれた帰り道、ほろ酔い、自分も歩きます!月明かりの中、歩いてるのが不思議な感じがして好きなんですよー!
それにしても、このリスト、月明かりの中聴いたら、最高ですね!
最後の〆が14.Moonlight Mile 、これがたまらないです♪
これ聴く前に家に着きそうになったら遠回りして帰ります(笑)
では!
  • 2011-12-11 19:30
  • リュウ
  • URL
  • 編集

[C843]

goldenblueさん、こんにちは
滋養強壮に効くストーンズの方ともどもプレイリスト作ってみます。いいですね、これ。
ところで、goldeblueさんの一番好きなロックミュージシャンはストーンズですか?

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

Profile

golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

Calendar

02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

Gallery

Monthly Archives