ここ数日は朝晩も過ごしやすく、やはりこんな酷暑の夏でも時期が来れば秋になるんだと安心したのも束の間、今日はまたとても暑い。でも、空の感じはやはり真夏ほど真っ青ではなく、どことなく秋の気配。 何となく夏休み最後の日みたいな気分がしている。 金曜日の夜、仕事を終えてから、『空から墜ちてきたブルース』 のOkadaさんと飲みに行った。 ブログを通じて知り合った方とお会いするのは初めてのことで少し緊張したけれど、梅田のタワーレコードで待ち合わせて、沖縄料理の居酒屋さん へ。 オリオンビールで乾杯してゴーヤーチャンプルーやもずくの天ぷらなんかをつまみつつのよもやま話。 Okadaさんはブログの感じどおり穏やかで物腰やわらかく、でも内にはとてもしっかりしたものを持った感じの方で、ブルースマンの匂いを感じました。たくさん言葉を交さなくてもなんとなーく和んでしまい、ついつい泡盛を一杯もう一杯とおかわり、とても気持ちよーく酔っぱらってしまいました。 登川誠仁&知名定男 / 登川誠仁&知名定男 今日の音楽は、夕べの泡盛の味を思い起こしつつ、沖縄民謡の異端児にして大御所の登川誠仁と、ネーネーズのプロデューサーとしても有名な知名定男が共演したアルバムを。
正直、このレコードは「なんか凄そうっ!」と発売された頃にすぐ買ってはみたもののなかなかピンと来ず、度々思い出して聴いてみてはやっぱりなかなかピンとは来ないまま、というレコードなのだ。
ただ、ピンと来ないことがイコールつまらない、ではない。そこにある音楽はとても豊潤で濃厚で芳わしく、とても奥行きの広いものだ、ということはとてもよくわかる。まるで最初にロバート・ジョンソンを聴いたときの、チンプンカンプンだけどとにかく凄い、と思ったのに近い感じ。この世界はまだ自分にはピンと来ないけれど、いつかこの世界がしっくり来るジジイになれればいいな、なんて思わされてしまうのだ。
そういえば沖縄民謡の世界って、歌われている中身も含めて、カントリィブルースに実はとても近いのかもしれないなぁ、などと思ったりもする。
このアルバムが録音されたとき、登川誠仁さん72歳・知名定男さん59歳。
ミックやキースもいまだバリバリの現役だし、40代なんて若造、ひよっ子もいいところ(笑)。
まだまだ楽しいのはこれからだな。
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仕事関係以外の方と飲む機会というのもありそうでなかなかありませんですから、とても新鮮な気分でした!
やっぱりお酒は、おいしい食事と気の合う人と一緒、がおいしいですね。