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Scandal feut.Patty Smyth VS Lone Justice

golden(以下g):「今日のお題はスキャンダル・フューチャリング・パティ・スマイス。」
blue(以下b):「“The Warrior”な、俺的には大ヒット曲やったわ。」
g:「けっこう好きだったですねー。」
b:「いかにもな80年代型ポップ・ロックやけどな。」
g:「『Footloose』のサントラとかに入ってそうな。」
b:「そういうタイプやな。」
g:「プロデューサーはブロンディやナック、古くはスージー・クワトロを手掛けたマイク・チャップマンで、外部からのソングライターも導入して。」
b:「売る気満々で作られたレコードやな。」
Scandal feut.Patty Smyth / The Warrior(1984)

g:「かっこいいね。小柄で華奢っぽいのに、めっちゃパワフル。」
b:「パワフルなんやけど、筋肉系のパワーやなくて、意志の強さからくるパワーを感じるねんな。」
g:「ちやほやされたってあんたたちの思い通りにはならないわよ、妬まれようが謗られようがあたしはあたしよ、みたいな。」
b:「だからといってギスギスに突っ張ったりガチガチの頭でっかちになっているわけでもない、もちろん変に媚びて女としてのセクシーさを売りにもしない。そういうカッコよさっていうか。」
g:「キュートなルックスとやんちゃで明るいキャラの一方で肚は据わっている感じは、リンダ・ロンシュタットみたい。」
b:「アイドル的な人気でありつつ、けっこうちゃんと実力派って感じがな。」
g:「アイドル崩れが無理やりロックバンドに入れられてロック歌わされているんだろう、って当時は思ってたんだけど、そうでもなかったみたいだね。」
b:「山川健一の『今日もロック・ステディ』っていう本にパティのインタビューが載ってるんだけど、ニューヨークのヴィレッジで生まれて母親はライヴハウスを経営していたらしくて。」
g:「小さな頃からステージで歌っていて、ジミ・ヘンドリックスとジャニス・ジョプリンが大好きだったって言ってたね。」
b:「山川健一が“死んだ人ばっかりだな。”って言ったら“だいじょうぶ、私はヘルシーよ。”って。」
g:「最初の結婚相手はリチャード・ヘルだったらしいからね。リチャード・ヘルとの間にできたお嬢さんの名前Rubyはストーンズの“Ruby Tuesday”から採られたとか。」
b:「その割にはめちゃくちゃポップやけど。」
g:「まぁ、レコード会社の戦略とかいろいろあった感じはする。」

g:「スキャンダルっていうバンドはこのあとすぐに解散しちゃうんだけど、パティ・スマイスはソロで再デビュー。」
b:「ソロ・アルバムもけっこう好きやったわ。トム・ウェイツの“Downtown Train”演ってたり、その次のアルバムではドン・ヘンリーとデュエットしてたり。」
g:「ポップな中にもアメリカン・ロックらしい骨太さがあって、今聴いてもけっこうカッコいいよね。」
b:「80年代のリンダ・ロンシュタット的存在といえば、ローン・ジャスティスのマリア・マッキーやな。」

Lone Justice / Lone Justice(1985)

b:「けっこうカントリーっぽい音やったよな。それこそ70年代のリンダ・ロンシュタットのバンドっぽいようなカントリーっぽさとロックっぽさ。」
g:「プロデューサーはジミー・アイオヴィンなんだけど、トム・ペティやEストリート・バンドのスティーヴ・ヴァン・ザントが曲提供してたり、ハートブレイカーズのベンモント・テンチやマイク・キャンベルが参加してたり。」
b:「で、紅一点のマリア・マッキーが惚れ惚れするくらいカッコいい。」
g:「青い瞳のお人形さんのようなルックスとは裏腹に、恐いもの知らずの堂々とした佇まいと、ちょっとパンクっぽさもあるむき出しのワイルドな歌い方が素敵。」
b:「黙っておすまししてれば可愛らしいのに、顔を歪めてシャウトしまくるところがええな。」

g:「なんていうんだろう、、心の底から歌いたくってしかたがない衝動、あふれるような気持ちが抑えきれないマグマのようにとめどなく噴き出しているような感じ。」
b:「自分の中にある吹き荒れるような感情を、コントロールしないままぶっ放しているような感じやな。」
g:「当時ジャニス・ジョプリンの再来とも言われてた。声質やスタイルは違うけど、わかる気もするよね。」
b:「そもそも1985年という時代に古くさいカントリーロックを演ろうという気概がええよな。」
g:「気概というか、好きな音を好きに演ろうという感じね。」
b:「ただ、思ったより売れなかったのか、セカンドアルバムではカントリー臭さが取り除かれてふつうのポップロックに路線変更させられた上に解散しちゃったのは残念やったけどな。」
g:「まだまだ女性シンガー紅一点のロックバンドっていうのは、レコード会社がピンでシンガーだけをアイドル的に売りたがる時代ではあったんだろうね。」
b:「Go-Go'sのベリンダ・カーライルとかも、けっこうパンクっぽい弾けた感じやったのに、普通のアダルトなシンガーになってしもうてたりな。」
g:「でも、同じ1984年デビューのバングルスとか、肩肘張らずにナチュラルにロックしてるっていうか、無理に80年代の最新型を取り入れるわけでもなく、好きな音楽を自然に演ろうとしてる感じがあったけどな。」
b:「80年代半ばっていうのは、女の子が普通にロックできる時代の夜明け前くらい。彼女たちが道を開いていったんだろうね。」
g:「ルックスがいいと自らの意思に沿わずにアイドル扱いされて、女の子も大変だったよね。」
b:「ま、それは男もそうなんやろうけどな。そういうことで困ったことはないからわからんけど。」
g:「ぶっちゃけ、パティ・スマイスもマリア・マッキーも、最初はルックスに惹かれたでしょ?」
b:「いや、まぁ、そりゃぁ、そういう側面ももちろんないではないけど。」
g:「ルックスがいいということも一つの才能だろうから、その才能がある人はそれを活かせばいいわけなんだろうけどね。」
b:「そうでない人はそれなりに。」
g:「樹木希林と岸本加世子かよっ!」
b:「特定の世代にしかわからんツッコミやな。」
g:「あぁ、そう言えば思い出した。」
b:「ん?」
g:「パティ・スマイスって、ちょっと初恋の女の子に雰囲気が似てたんだよね。」
b:「あー。」
g:「小動物系の愛くるしい顔立ちで、でも芯のしっかりした子だったんだよ。」
b:「結婚はしない、60才になっても赤いドレスを着て踊ってたい、なんて言うてたっけ。」
g:「今頃どんな大人になってるんだろうね。」
b:「たぶんパティ・スマイスといっしょで、陰のある悪い男にひっかかって、子ども産んでから離婚してるはず。」
g:「すごいキメつけ(笑)」
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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