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Roman Holiday VS Haircut 100

golden(以下g):「今日のお題はローマン・ホリデイ。」
blue(以下b):「おぉ、懐かしい。」

Roman Holday / Cooking On The Roof(1983)

g:「80年代を振り返るうちに、ふと思い出して。けっこう好きだったんですよ。」
b:「とりあえず“Don't  Stop To Try It”は名曲やな。ロカビリーっぽいドゥンドゥンドゥンドゥンっていうベースのグルーヴとか、ドゥーワップっぽい低音のハモリとか、大好物の要素が揃ってる。」
g:「邦題は“おいらはハリキリボーイ”なんていう、あちゃーなタイトルでしたが(笑)」

b:「他の曲もけっこうええねんで。」
g:「ストレイキャッツっぽさもあるんだけど、本場アメリカのロカビリーに憧れたイギリス人っぽさがするよね。」
b:「若き日のビートルズ的なアメリカ音楽の解釈っていうかな、憧れと気負いのバランスがええな。」
g:「わりと骨太なバンドなのに、なんかアイドルっぽい売られ方してたのが残念で。」
b:「アルバムジャケットとかPVもアイドルっぽかったしな。」
g:「でも残念ながらヒットが続かず、若い女の子たちはデュランデュランやワム!の方へ行っちゃったっていう。」
b:「せやけど、今聴いてもけっこうカッコええで。」

g:「当時アイドルっぽい売られ方をしてたけど今聴いてもかっこいいといえば、ヘアカット100なんかどうだろう。」
Haircut100 / Perican West(1982)
b:「ニック・ヘイワードがおったバンドやな。ファンク+ラテンでファンカラティーナと呼ばれてた。」
g:「ネオアコっぽさもちょっとあるし、後の渋谷系とかの元祖っぽいスマートさやオシャレさもあって。」
b:「“好き好きシャーツ”とか“レモン消防隊”とかひどい邦題つけられてたけどな。」
g:「・・・当時はそれがおしゃれ、って思ったんでしょう。。。」

b:「ヒットした当時はそれほどピンと来てなくて、ニック・ヘイワードのソロ・アルバムを聴いてから改めて聴いた記憶がある。」
g:「チャラチャラしたのは苦手なんじゃなかったの?」
b:「なんかな、これは好きやってん。なんでやろな。」
g:「ポップでウキウキするような素敵なポップスだけどね。」
b:「ちょっとファンキーでソウルフルな要素はある。」

g:「ファンキーだけど、ガツガツした感じや汗の匂いっていうか、油っこい体臭がしないよね。」
b:「王子様ルックの〇〇とか、化粧してる〇〇とか、あと妙に脂っこい〇〇とか、そういうのに比べると爽やかで誠実な感じがしたんちゃうかな。線の細い文学部系の匂いっていうか。」
g:「あー、なるほど。わかる気がしてきた。体育会系度合いが上がると苦手度が上がるんだ。」
b:「うん、そうかも知れん。その当時、まだ“体育会系”っていう言葉はなかったけどな。」
g:「“文系”の対義語は“理系”だった。」
b:「まぁ、あの当時の体育会系的な発想や行動はひどかったからな。今やったら全部アウトなことばっかりやった。」
g:「廊下に立たせるとかはさすがになかったけど、体罰は普通にあった。」
b:「授業中の質問に回答でけへんだけでケツ叩く教師とかおったな。」
g:「パワハラ、セクハラ当たり前。男のくせに・女らしくという価値観の押し付けも、容姿や体型のからかいも日常茶飯事。」
b:「ま、そういう時代やったし、誰も違和感なかったんやけどな、そーゆーもんやと思うてた。」
g:「でも今の時代になってそういうことって全部アウトになってきたっていうのは、当時から少なからず不快感を感じてた人がたくさんいたってことだよね。」
b:「そう、そうなんやけど、えーっと、何の話してたっけ?」
g:「体育会系の度合いの高い音楽は苦手、っていう。」
b:「おぉ、それそれ。」
g:「ヘアカット100に限らず、アメリカの音楽と比べるとイギリスの音楽には体育会臭が少なかったよね。」
b:「Oh,Yeah〜だけで終わらない、どこか批評的っていうか、客観的な視点っていうか、そういうとこはイギリスの方がクールやったよな。」
g:「それを“おいらはハリキリボーイ”とか“好き好きシャーツ”とか、わけのわからんタイトルつけて台なしにしちゃって(笑)」
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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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