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♪暑さには熱さで対抗するのだ その1

しかし蒸し蒸しするなぁ。不快指数はかなりハイ・レベル。
暑い。バテる。イラつく。集中力途切れる。かつ、熟睡できていないせいかだらだらと眠い。
気温が高いことと体感温度はイコールではない。梅雨の明けた沖縄あたりは、きっと気温が高くても大阪よりずいぶんと涼しく感じるだろう。関西のこの時期の蒸し暑さっていうのは熱帯ジャングル級だな。こんな時期にスーツ着てるなんて、愚かの極み。着てる奴見てるだけで暑い。鳩山さんが着てた「かりゆしウェア」だっけ、あれを日本の正装にするべきだ(笑)。

で、あまりにも暑いので、ちょっと涼もうと、こざっぱりした西海岸系のものとかいわゆるフュージョン系のものをいくつかピックアップしてウォークマンに入れてみた。
ところがこれが、なんだかとても違和感を感じてしまったのだ。
あぁ、そうなんだ。涼しげな音は、音だけでは蒸し暑さを取り払ってはくれない。つまりは、リラックスした環境とセットで初めて涼しいっていうことなんだなぁ。空調の効いた部屋や、風通しの良い木陰なんかでくつろいで聴くから涼しいのであって、睡眠不足気味の通勤電車で聴いたところでその違和感に居心地悪くなるばかり。
そう、そもそも、まやかしの涼しさで暑さから逃れようなんて大間違いだったのだ。

元気溌剌、いつもニコニコすっきりさわやか、だけが人生の価値じゃない。
この国に暮らしていて、一年中温暖で穏やかでさわやかで過ごしやすいなんてことはありえない。
ありえないことにばっかり価値を見出して手に入れようとするから、無理して背伸びして金使って気も張って取り繕ったり取り乱したり、で、結局手に入らない疲労や虚しさだけが残る。
ないときにないものを求めてはいけない。そのときにあるものの価値を大切にした方がいい。
暑い時は暑い。それは当たり前のこと。


そうだ、気候が蒸し暑いのなら、もっとそれを上回るくらい蒸し暑いものを聴けばいいのだ。きっと相対的に外気温の方が涼しく感じるに違いない(笑)。
例えばイギー・ポップ&ザ・ストゥージス。
むせるように生々しいイギーのヴォーカル、痙攣したようにただ鳴り響いているエレキ・ギターのノイジーでラウドな音。これはもう、かなり蒸し暑いし暴力的。
お次は、ギャンギャン鳴ってるオルガンが暴力的に鳴り響くストラングラーズ。
今日の不快指数を上回るくらいの不快指数で迫ってくる。
メタリックでギラギラして、どっかとてもうさんくさいT-レックス。
乱反射するビルディングよりももっとギラついている。
それから、いかにも蒸し暑い夏の歌といえばやっぱり“サマー・ツアー”だな。G2の弾くキーボードのリフがなんとも暑苦しい。Yeah、急いで旅立てジャック。幻のベスト盤EPLP2にはB面だった“ノイローゼ・ダンシング(CHABOは不眠症)”も入ってるゼ。Yeah、また眠れねぇ熱い夜…。
あとはそうだな、やっぱりクロマニヨンズ!
熱帯ジャングル並みの暑さの中で“ジャングル・ジャミン”!


Raw Power Greatest Hits 1997-1990 グレイト・ヒッツ

EPLP2 MONDO ROCCIA

Raw Power/Iggy Pop & The Stooges
Greatest Hits 1997-1990/Stranglers
Great Hits/T-Rex
ELPL2/RCサクセション
MONDO ROCCIA/ザ・クロマニヨンズ



うんざりするようなだらだらした蒸し暑さをぶっとばすには、湿度高めで品がないのがちょうどいい。
まだまだ夏はこれから登り坂。
暑さには熱さで対抗するのだ。

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コメント

[C57]

LA MOSCAさん、毎度です。
暑苦しい時には暑苦しい音。やっぱりそうでなきゃね!イギーもストラングラーズも若い頃に聴きそびれて、っていうか手に入れようがなかったのですが、40過ぎてこの手の音にしびれるとは思わなかったなぁ(苦笑)、十代なら彼らのヘヴィでダークな世界観にのめりこんだかもしれないけど、そういう部分とは別に純粋に音としてかっこいいなぁ、と。
EPLP2は実家のレコード棚に眠ってるはず。今度帰省したら持って帰ってこようっと。
  • 2010-07-09 08:05
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C56] 大賛成!

いいですねぇ。
暑苦しいときには暑苦しい音。
クロマニヨンズのコレは未聴ですが
あとのは大賛成です!
あっ、俺、EPLP2持ってないや(苦笑)

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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