ケン・ブースは60年代から活躍し、"ミスター・ソウル・オブ・ジャマイカ"と呼ばれたレゲエ・シンガーで、“You send me”や“Let's get it on”をカバーしていることからもわかるように、サム・クック~マーヴィン・ゲイと同系列の、ソフトで人肌の温もりのあるとてもソウルフルな歌を聴かせてくれる。 じっとり手に汗握るようなスリリングさも、汗が飛び散るようなエネルギッシュさもない、ちょっと間抜けなくらいのぼんやりしたレゲエ。呑気なリズム、やわらかい音色、とぼけた歌。 うすい雲がずーっと空中を覆う、曇り空の音楽が鳴っている。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
毎日その日の分だけ片付けていると、いつの間にかだんだんちょっとしたことが溜まってきて、えいやぁで片付けるとなんだか乱雑になって、それはそれでなんとかなっはいるものの、性格的にはちょっと許せない感じ(笑)。かといって、仕事持ち帰っても一回スイッチ切るとなかなかやろうという気にならないもんで、今日もレゲエを聴いてました(笑)。
まぁ、仕方ないか、Everything's gonna be alrightだ、と。