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East Of The Sun/Stairway To The Stars

立春を過ぎて、暦の上では春。
って、そう言われても真冬のど真ん中の寒さだ。
ただ、晴れてお日様が顔を出すと、その日差しはとても暖かい。
日曜日なんて、駅まで歩くうちに少し汗をかいたくらいだった。

やわらかで穏やかな日差し。
春はもうそんなに遠くじゃないと感じられる。

そんな穏やかな日差しのように、やわらかなサックスが心地よい音楽。

ポール・デスモンド
“East Of The Sun”



あぁ、暖かい。
セーター脱ごう、なんてご機嫌でいたのも束の間で、夜になるとチーンと冷たい空気が張りつめる。指先が凍える。
あぁ、だってまだまだ真冬だもんな。
見上げた空には星は見えないけど、薄曇りの空の上にはきっと満天の星が輝いている。

こういう夜空に流れているのは、硬質なのに温もりが感じられるピアノだ。

ビル・エヴァンス
“Stairway To The Stars”



美しい音色だ。
いつもはロックンロールなんだけど、時にはこういうのもいいだろう。

この2曲ともに、粒のはっきりした心地よいギターを奏でているのが、ジム・ホールさん。
匠というか、マイスターというか、アルチザンというか、的確な技術に裏打ちされた訥々と語る中に情感が滲みでるような演奏にうっとりする。



ポール・デスモンドさん、ビル・エヴァンスさん、ジム・ホールさん。
3人とも、とても繊細でリリカルな調べを奏でるプレイヤーで、なぜか3人とも眼鏡をかけて細面で、ミュージシャンというよりもニュース番組のコメンテーターで出演してそうな科学者や評論家っぽい佇まいなんですよね。

エネルギッシュでソウルフルなジャズもいいけど、春を待つ冬の日に聴きたくなるのはこういう音楽だったりする。






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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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