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Long Hot Summer Night

突然の猛暑。
短かった梅雨は、実はもう終わっていたと発表される。
「今からこんな暑かったらこれから先が思いやられるわぁ。」
なんていう会話が日本中のあっちこっちで交わされたことだろう。
だいじょうぶ、6月に38℃になったからって8月には50℃を超える、なんてことはないのだから。
自然現象はそんなふうに加減乗除的に上がったり下がったりするものではないのだ。

と、そうは言っても今年の夏は相当暑いらしい。
いわゆる「ラ・ニーニャ現象」の影響によるものなんだそうだ。

「ラ・ニーニャ現象」とは、赤道付近の東太平洋、ペルーやエクアドルの沖合いの広い範囲で海面水温が平年より低くなる現象のこと。
ラニーニャ現象が発生すると日本南方の西太平洋熱帯海域の海面水温が上昇して対流活動が活発になるため、太平洋高気圧が北へ張り出しやすくなるのだそうだ。
梅雨をもたらす湿った大陸性低気圧を高気圧が刺激するわけで、そりゃ蒸し暑い。
まだ体が真夏の猛暑に慣れていない時期の高温高湿度は、堪えるものがあります。



ほんまに暑い
くっそ暑いわ
長い長い長い夏の夜
クラクラしてまうわ
テンションすっかり下がりまくり
まるで冷たい冬の嵐みたい
おまえはどこにおる?
どこでナニしとる?

砂糖でできた壁が三面
そこにサトウキビの二つの窓
まともなことは溶けて流れて
みんな炎の中
おれは凍える吹雪の中

このクソ暑い冷たい夏
おまえはどこ?
このクソ暑い冷たい夏
おまえはどこ?

(Long Hot Summer Night / Jimi Hendrix)


高温高湿度の夏の始まりは、毎年ジミ・ヘンドリックスです。
「Electric Ladyland」収録の“Long Hot Summer Night ”なんて、暴力的とも言えるくらい蒸し暑い演奏だ。
歌詞は意味不明。
暑いのに寒気がするっていうのは、夏風邪?コロナ?熱中症?いや、おそらくはなんらかのドープでぶっ飛んでるんだろうけど。

この曲が収録された「Electric Ladyland」は1968年発表のジミ・ヘンドリックス・エクスピリエンスの3枚めのアルバムで、ジミ存命中にリリースされたの最後のスタジオ録音作。
初めて聴いたときには、正直全然ピンと来なかった。想像していたよりも騒々しくなくて、無駄にだらだらとした印象があって、そんな中ではこの曲はわりとわかりやすくてお気に入りだった。
タメがきいてファンキーなドラムにソウルフルなコーラス、ジミの歌は投げやりでちょっとディラン風にくずしてたり、ギターがストラトキャスター特有のクリアなトーンで伸びやかに弾いたりエフェクトかけたり、地味だけど聴きどころの多い曲だと思います。



神様の子どものように奔放だったジミ・ヘンドリックス。
そして「ラ・ニーニャ」の意味するものは「神の子」。ま、男の子はエル・ニーニョでラ・ニーニャは女の子だからあんまり関係ないんだけど(笑)。

夕べも寝苦しかった。
本日の天気予報、最高気温は38℃。
こりゃさすがに厳しい。
とりあえずはジミヘンのハードでブルージーな音を爆音で浴びて、高温多湿の夏を迎え撃つのだ。
まだまだ夏は始まったばっかり、バテてなんかいられない。







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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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