Tapestry/Carole King Music/Carole King Love Makes the World/Carole King
“Tapestry”は言わずと知れた70年代エヴァーグリーンの大名盤。 “Music”は、“Tapestry”と同じ年に録音された続編で、いわば裏名盤。 この2作が録音されたのはキャロルが29歳の頃。 “ Love makes the World”はそれから30年後の2002年の作品なのだけれど驚くべきことに、30年経ってもキャロルの歌は、若い日と同じくらい瑞々しくて艶やかなのだ。 肩肘張らず、気負わず、とてもナチュラルなその歌声は、きらびやかな世界に惑わされることなく自分なりの価値観で生きてきたからこそなのだと思う。 そして、そんなナチュラルさを、とても素敵だと思う。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
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