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♪ひなまつり、キャロル・キング、Love makes the World

どうも今年の春はちょっと変。
こっそりやってきて「もうすぐ春だなぁ」のウキウキ感もないままにいつの間にかさも当たり前のように「いやぁ、前からずっとここにいましたよ。」みたいな顔をして座っているかと思えば、プイと姿を消してしまったりまた戻って来たりの気まぐれだから、コートだってコタツだっていつしまっていいのかわからないままだ。
今日は久しぶりに陽射しも気持ちよくて春らしい陽気。
このままちゃんと春になってくれたらいいのに、と思います。


ところで、うちには今、ひな飾りが飾られている。
「雛人形を片付けるのが遅くなると、婚期も遅くなる」なんていう迷信を逆手にとって娘の婚期を遅らせてやろう、などという魂胆ではない。
妻によると「昔から行われてきた行事は全部今でいう『旧暦』の季節なのよ。桜も桃も咲いてもいないのに桃の節句なんて絶対ヘン!だから絶対旧暦の日付でで祝うべき!」とのことで、こちらとしても特に目くじら立てて反対する理由も特に見つからず、「そうはいってもお正月は世間の暦でやってたやん・・・」なんて小さな声で呟きつつ、実際桜の花の咲く頃に見る雛飾りというのは実にぴったりとはまるものだと感心したりもしながら、そんなわけで我が家では殊ひな祭りに関してだけは旧暦で祝っているのあります。
今年の旧暦3月3日は、きのう4月16日。
昨年は「閏月」のある年だったせいで今年は少し遅めでもう桜もすっかり散ってしまったけれど、今が旧暦の月はじめだということは、今夜久しぶりに見える三日月が証明してくれるはずだ。



どことなくぼんやりした春、ひなまつり、というキーワードからなんとなく聴いていたのはキャロル・キング。
春のやわらかな陽射しのようにやさしくたおやかでやわらかい音楽。
でも、そのやさしさややわらかさの向こう側には、厳しい冬を乗り越えてきた力強さ、芯の強さを感じるのだ。


つづれおり  Music  Love Makes the World

Tapestry/Carole King
Music/Carole King
Love Makes the World/Carole King


“Tapestry”は言わずと知れた70年代エヴァーグリーンの大名盤。
“Music”は、“Tapestry”と同じ年に録音された続編で、いわば裏名盤。
この2作が録音されたのはキャロルが29歳の頃。
“ Love makes the World”はそれから30年後の2002年の作品なのだけれど驚くべきことに、30年経ってもキャロルの歌は、若い日と同じくらい瑞々しくて艶やかなのだ。
肩肘張らず、気負わず、とてもナチュラルなその歌声は、きらびやかな世界に惑わされることなく自分なりの価値観で生きてきたからこそなのだと思う。
そして、そんなナチュラルさを、とても素敵だと思う。

(Carole king “Love makes the World” 歌詞)


今夜もトラブルが私の心の中に
とてもじゃないけどまともだとは思えない
月明かりの中で見たあなたの顔
あなたのそばにいればそれは全部正しいこと
かつて交しあった言葉ですらもう必要ないくらい
もっともっと深い場所へ
ときどきあなたがどう思っているのかわからなくなる日々もあるけれど
ずっとこの道を歩んできたのだから
信じることだけ
愛が世界を動かしてゆく
あなたはわたしの一部なのだとしたら
何もわたしを落ち込ませることなんてできないのよ


“Love makes the world”っていうのは、素敵な言葉だなぁ。
ちょっとうさんくさい言葉だけれど、キャロル・キングが歌うと、すんなり「そうだなぁ」と思ってしまいます。



そういえば、キャロル・キング、今ジェイムス・テイラーと共に来日中。

数年前にトルバドールで行われたジョイント・ライヴがCDで発売されるらしい。
CD屋で見かけたら、きっと買ってしまいそう。


トルバドール・リユニオン(DVD付)

Live at the Troubadour /James Taylor, Carol King



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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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