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One Fine Day

朝から暑さで目が覚めた。
んん、まだ8時過ぎ、あぁ、もうちょっと寝てたいな、なんて思いながらカーテンを開けると抜けるように真っ青な空。
なんとなくこんな晴れた空の日にはゴロゴロしてちゃいけないような気がして、起き上がってコーヒーを淹れる。
新聞に目を通しながらトーストをかじる。
日本赤軍の重信房子が刑期を終えて釈放された。引き上げられた観光船からは行方不明者は発見されなかったそうだ。

いつもは休日はお昼前くらいまではゴロゴロしているので、午前中に起きると、休日は長い。
テレビ番組が「サンデーモーニング」に変わり、落合博満が陰気にボヤボヤ喋り出したのでスイッチを切って、ジャージをズボンに履き替え、図書館が開くのを待って自転車をのらのら漕いでいく。
ひと通り書架をぐるぐる回って、北中正和の新書「ビートルズ」、呉座勇一「頼朝と義時」などいくつかの本を借りる。

帰り道、コンビニで酒を買う。
某コンビニPBの発泡酒の6缶パックが税抜624円だったので買っといてもいいかとレジへ持っていったら822円だと言われ「???」、よく見たら「アプリで買えば」624円とのこと。
アプリは入れていないので、定価で買った。

ソース焼きそばを作って、発泡酒をプシュッと開けて、マリーンズ対タイガースの交流戦をラジオで聴いた。
初回から無死二、三塁のチャンスを作り今日も昨日のようにたたみかけるかと思ったら、佐藤輝以下が凡退して無得点。
伊藤投手は打たれながらも粘ったし、ホームランで追い上げもしたけど、結局そのまま負けた。
もはやぼやきもしない。相手が勝っていたということなんだろう。

ラジオを消して、借りてきた本をパラパラとめくる。
少しうとうとする。

そんな、なんでもない休日。

よく晴れた青空に送るBGMはキャロル・キングの“One Fine Day”なんてどうだろう。


One Fine Day / Carole King

1980年にリリースされた「Pearl」というアルバムに収められた一曲。
この「Pearl」はいわゆるセルフ・カヴァー集で、ジェリー・ゴフィンとソングライターチームを組んでいた時代の曲を自身で歌ってレコーディングしたアルバムなんだそうだ。

ある晴れた日
あなたは私を見つける
そしてこの恋が運命だと知るわ
ある晴れた日
あなたは私を彼女にしたくなるわ

そんなたわいもない恋の歌だ。
1963年にシフォンズに提供した曲なんだそうで、後にリタ・クーリッジやカーペンターズもカバーしている。
キャロルにしては珍しいアップテンポのロックンロール。
まるで青春映画のエンドロールみたいに、青い空に吸い込まていく。



少しうとうとして目が覚めても、窓の外はまだ青い空。

夕方になって少し蒸し暑さが増してきた。
もうすぐ妻も娘も帰ってくる。
もう一本発泡酒を開けて、お風呂を洗って、晩ご飯の支度でもしよう。

よく晴れた休日を、僕はそんなふうに過ごした。





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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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