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My Girl



I’ve got sunshine on a cloudy day
When it’s cold outside,
I’ve got a month of May
I guess you’d say
What can make me feel this way?

曇が切れて光が射すようだった
外は寒いけど僕はまるで
5月のように爽やかな気持ち
どうしてか?って君は尋ねるよね
何がそんなにご機嫌なの?って
僕の彼女さ
彼女のこと、話してもいいかな

I’ve got so much honey, the bees envy me
I’ve got a sweeter song than the birds in the trees
Well, I guess you’d say
What can make me feel this way?

甘ぁーいハチミツたっぷり
ミツバチに目の敵にされそう
あの鳥たちよりも
甘ぁーい歌が歌えそう
どうしてか?って君は尋ねるよね
何がそんなにご機嫌なの?って
僕の彼女さ
彼女のこと、話してもいいかな

(My Girl)

のんびりと穏やかな初夏のそよ風。
木々は艶々と緑の葉を茂らせる。
新緑の5月は生き物たちも活力に満ち、活き活きと生命の輝きをあふれさせている。
そんな5月っぽい曲、テンプテーションズの“My Girl”。
陽気で穏やかで能天気なメロディーとハーモニーが心地よい。
歌詞に“I’ve got a month of May”とも出てくるんだけど、“外は寒いのに僕の気持ちは5月”というフレーズなので、この歌が歌われているのはほんとうは寒い季節なんだけど、まぁいいのだ。
この歌の芳しさや明るさは、やはり5月っぽいのだもの。



50数年生きてきての教訓として
「自分のご機嫌は自分で取ること」
ということがある。
誰もわざわざ他人のご機嫌を取ってくれたりはしない。
そういうことに関わってくれるのはせいぜい成人までの親と教師くらいで、まぁそれはそれで煩わしいものでもあったりする。
そういうふうに扱われているうちが花だと知りつつも、めんどくさい。
そういう時期を過ぎて自立した以上、甘えてはいけないのだと思う。
夫婦や肉親ですら他人なのだ。
勝手に多くを期待して自滅する人は多いのだろう。

めんどくさいことやうまくいかないことがあったときは、姿勢をかがめてやりすごす。
本当に自分が心から楽しいと思えることだけをして、ほかのことはだいたいで済ます。
ご機嫌なんてお天気と同じで、ずっとハイでもずっとロウでもいられないものだ。
不機嫌な自分が周りを不幸にするのなら、関与せずにおとなしくしておいたほうがいい。

“My Girl”はそういう点でも最高なご機嫌ミュージックだ。
めんどくさいことや憂鬱になりそうなことなんて脇に置いて、のんびりゆったりした気持ちにさせてくれる。
しばらくは雨が続きそうな天気予報だけど、この曲の中にはいつでも5月の青空が広がっている。
まずはそういうものを心に持って、半径数メートルの手の届く範囲の幸せをキープする。
世の中いろいろあっても、まずはそれがあってこそだと思うのです。




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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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