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Louis Jordan ロックのゆりかご(15)

ルイ・ジョーダン(Louis Jordan、1908年7月8日 - 1975年2月4日)はアーカンソー州ブリンクリー生まれのアメリカ合衆国の歌手、サックス奏者。
ビッグバンド・ジャズとブルースの要素を合わせ持つ音楽、ジャンプ・ブルースの代表的ミュージシャン。
1940年代から1950年代初頭にかけて、多くの曲をヒットさせた。また、「キング・オブ・ジュークボックス」と称される。



ルイ・ジョーダンこそは、ルイ・アームストロングやファッツ・ウォーラー、キャブ・キャロウェイの芸人魂を継承してチャック・ベリーへと繋いだ偉人で、プレスリーやビル・ヘイリーよりも先にロックンロールの創始者として称えられるべき人物だと思う。



今でこそロック=ギター、というイメージが強いけれど、ルイ・ジョーダンがシングルヒットを連発した40年代半ばまでの黒人音楽の歴史を振り返ってみると、ギターよりもサキソフォンとピアノが果たした役割が大きいことがわかる。

サックスをぶいぶいと吹き鳴らしながら、おおらかな声で歌う。こういうスタイルは今はほとんど継承されていないけれど、R&Bの元になったジャンプ・ブルースでは花形で、ロイ・ブラウンやワイノニー・ハリスといったフォロワーを生んだ。
エルヴィスやチャック・ベリーも強く影響を受けたはずだし、B.Bキングもサックスをギターに置き換えて多くの曲をカバーしている。



とにかく楽しいですよね。
派手でハッピーでファンキーで。
こういう音楽を聴いているだけで、心がおおらかになっていくような気がします。

また、ルイ・ジョーダンがロックンロールに果たした大きな足跡としては、いわゆるビッグバンドではないスモールコンボでの演奏をスタンダードにしたこともある。
それまでに主流だったビッグバンドの演奏形態は総勢10〜16名くらいの大所帯。こういうバンドを雇うことはそれなりに金もかかるし、アンサンブルを合わせることにも労力がかかるのだろうけど、ルイ・ジョーダンの率いたバンドは、ホーンセクション3人とピアノ・ベース・ギター・ベースの8人。
この演奏スタイルからホーンセクションが抜け、そのままロックバンドの基本型となっていったのだ。
コストが下がり小回りがよくなると普及率があがりるのは家電でもバンドでも同じなのだろう。
エルヴィスやチャック・ベリー、マディー・ウォーターズやバディ・ホリーらが少人数のバンドでプレイしたのは、ルイ・ジョーダンという先駆者の存在が大きい。
そういう点でもロックンロールに与えた影響の大きい偉人なのであります。










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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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