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Russians

「この曲は書かれてから長い間、ほとんど演奏されたことがありませんでした。というのも、この曲の内容がもう一度現在形のものになるとは思っていなかったのです。」

「しかし、平和的で脅威ではない隣国を侵略するという残虐で間違った選択を一人の人物がしたために、この曲はもう一度、共通の人道的なものを願う声となったのです。」

「残忍な専制政治と戦う勇敢なウクライナ人のために、そして逮捕や投獄の危機にさらされながらも暴挙に抗議するロシア人のために。
私たちは子どもたちを愛しています。戦争を止めてください。」

そう語って、スティングは“Russians”を演奏したのだそうだ。




僕はある流通業に勤めているのだけど、先日「ロシア産の商品の販売を止めるべきだ。」という意見が消費者から届いた。
そうは言っても、鮭もイクラももう買い取られて国内にあるわけで、今更販売を取りやめたところで経済制裁にはならないのだけれど。

ロシアが行っていることは、明らかに言語道断な行為だ。
けれど、正義の御旗の元に、正義がヒステリックになっていくことが僕はとても恐ろしい。
ヒステリックな攻撃は、周りはもちろん、自分自身の行動にも制限を加える。結果として、誰のためにもならないものだということは、コロナ禍でも経験したばかりなのに。


夜の空を見上げてみる。
そして、この空を爆撃機が飛び交い、爆弾を投下する映像を想像してみる。
崩れ落ちる建物、燃える町、瓦礫、焼け出される人々、、、
それは、70数年前に東京でも大阪でも起きたこと。
そんなふうに破壊し殺戮する権限を持つ者は誰なのか。
その権限を与えたのは誰なのか。



スティングの“Russians”はこんなフレーズが繰り返し歌われる。

We share the same biology
Regardless of ideology
Believe me when I say to you
I hope the Russians love their children too

イデオロギーに関係なく
私たちは生物学的に同じ
信じてほしい
ロシア人だって彼らの子供を愛しているはずだ









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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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