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Here Comes The Sun



ほら、日が射してきたよ。

ねぇ、日が射してきたよ。

もうだいじょうぶ。



長いし、寒いし、

めちゃくちゃ淋しい冬だったね。

もう何年もずっと

こんなだったみたいな。



でもね、もうだいじょうぶ。

お日様が昇っていくよ。



笑顔が戻ってきたね。

辛い時期なんてまるでなくて

ずっと笑顔だったみたいな

そんな素敵な笑顔。



もうだいじょうぶ。

お日様が照らしているよ。



(Here Comes The Sun)



春はやっぱり特別な季節だ。

自分自身が春生まれということもあるのだろうけど、ひとつの季節にピリオドを打って新しい何かへ足を踏み入れるのに一番相応しい季節は春だと思う。



ジョージ・ハリソン作の名曲“Here Comes The Sun”は、長く続いた冬が明けて春が訪れることを歌った歌だ。

長く続いた苦しい時期がようやく終わろうとしていること、どん底の暮らしの中に希望の光が見えてきたことを春の訪れに例えていて、やわらかなアコースティックギターの音が春の日射しのように穏やかで和やかな気分になる。

明るい日射しの感じに、少し満たされた気分になる。



辛い時間はとても長く感じる。

ずーっとずーっとこんなのが続くんじゃないのかと思ってしまうけれど、意外な少しのきっかけで風向きが大きく変わることもある。

季節も人生も巡っていくもの。

いい日々ばかりじゃないけど、悪い時期ばかりでもないはず。

春という季節には、そんな希望を信じたいと思わせてくれるような魔法のような力がある気がするのです。

この歌に込められたそういう思いを信じたいものですね。







重苦しいニュースが世間を覆う苦い春ではあるけれど、それでも春は訪れる。

日本に生まれて良かったと思うのはやはり四季があって、季節の趣に沿ってそれぞれに風流を感じる暮らしぶりがあること。

季節を感じる音楽とともに、そんな季節感をぼちぼち呟いていこうと思います。









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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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