Are You Experienced?/The Jimi Hendrix Experience いつ聴いてもぶっとんでしまう爆音。それでいて実はブルースに忠実な音。すなわちフル・ヴォリュームのブルース。
At Fillmore East/The Allman Brothers Band 「オールマンズの演奏は、重戦車のようにパワフルでありながら指一本で自由自在に小回りが利く。」みたいなことをピーター・バラカン氏がどこかで書いていたけれど、まさに言い得て妙。 土煙を巻き上げてうなりをあげて荒野を突っ走る装甲車。
CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL:CHRONICLE THE 20 GREATESTHITS/Creedence Clearwater Revival あの時代ですらすでに古臭かったであろう田舎臭いR&Rやカントリーを、アーシーにエネルギッシュにキメるC.C.R。むせかえるような男臭さ。
Exile on Main St./The Rolling Stones ストーンズの中で一番暑苦しく湿度の高いのがこれ。がさつで、猥雑で、真っ黒い音の塊。
Slippin’ In/Buddy Guy 蒸し暑い、暑苦しい、といえば漏らせないのがバディ・ガイ。 バディ・ガイの佇まいはブルースマンというよりジミ・ヘンと双璧をなすクレージーなロッカーだと思う。
Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。 “日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。 自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。
コメントの投稿