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夏休み対談:goldenくんとblueくんのオリンピック雑感

golden(以下g):「東京オリンピックについて書いておこうと思う。」

blue(以下b):「ビミョーに今更やなっ。」

g:「今更だからいいんだよ。いろいろあったこのオリンピック、日本人がたくさんメダルとって盛り上がってチャラじゃあ、主催者側の思うツボじゃないか。」

b:「ま、確かに、チャラにしたらあかんことがぎょーさんあったからな。」

g:「演出メンバーの人選がどうのとかはどうでもいいんだけど、開催に至るまでのああだこうだは、かなりうんざりしたよね。」

b:「中高校生のまぁまぁ多感な頃に、大人がミスして言い逃れするようなことをいくつか目の当たりにして“こいつら普段キレイゴトゆーとっても、全然信用でけへんな”って感じたあの感覚を思い出したわ。」

g:「結局ああだこうだ言っても、やるんでしょ、ってね。」

b:「しかも、始まったら国民はきっと熱狂して感謝する、とタカを括られている感じ。あれがムカつく。」

g:「ああいう物言いを定着させた安倍政権の罪は重いよね。国民に丁寧に説明すると口では言いながら、全然説明しない。追い詰めると逆ギレ。言い逃れしていればそのうち国民は忘れるというタカの括り方。」

b:「ま、実際我が国民には、そうやって重大案件をいくつも忘却していった実績があるからな、ある意味経験に基づく合理的判断なんやろ(笑)。」

g:「そもそも『アンダーコントロール』発言からずっと、ごまかしにごまかしを重ねてきたわけだからね、貫ききったと言える(笑)。」

b:「で、結局国民は“感動した”“エネルギーもらった”“やって良かった”ってなってるのよな。」

g:「ま、我が国民は忘れ上手だから、この感動も割りと早めに忘れて、あとにコロナの惨禍だけが残って、総選挙の頃には元に戻ってるんじゃない?」

b:「そもそもオリンピックの感動と、政治に対する是々非々は別物やからな。なんぼ感動しようと、それとこれとは別。」

g:「そりゃそうだ。」

b:「でも、けっこうしっかり観て応援してたんやろ?」

g:「いやー、仕事でなかなか。野球とサッカーはオリンピックじゃなくても国際試合は観るし。」

b:「俺は卓球がっつり観たでー(笑)。」

g:「選手が頑張ってりゃ、そりゃ応援するよ。選手に罪はないし、難しいコンディションで試合に臨む姿はみなさん凄くかっこいいと思ったよ。」

b:「そーやな。」



g:「開催の是非はともかくとしてね、今回は『おっさん的価値観』が終わってるのをまざまざと見せつけられたという点で、時代の画期になる大会だったのかな、って思ってるんだけど。」

b:「3月の当時のオリンピック委員会委員長の女性蔑視的発言のときは、まぁ爺さんの戯れ言やん、って思ったんやけど、ああいうの含めて、古い価値観が完全に否定されたわな。」

g:「某政令指定都市市長の『金メダルかじり事件』もありえないひどさだったね。」

b:「このコロナ禍の情勢で、他人の物に口をつけるというだけでどんな情勢認識しとんねん、ってことやからな。」

g:「まさか、あれがウケるとでも思ってたんだろうか。」

b:「そうやとしたら、笑いのセンスゼロや(笑)。」

g:「情勢認識ゼロ、自己認識力ゼロ、選手への敬意ゼロ。」

b:「あとムカついたのは、閉幕翌日のIOC会長の銀座観光やわ。」

g:「選手には禁じておいて、自分は出歩く。どんだけ特権階級なんだってね。」

b:「あれはあかんで。誰か生卵でも投げたったらよかってん。」

g:「せめてお忍びにしてほしいよね。」

b:「本人が何も思わへんのやとしたら、人として終わってるし、あれを許容したり擁護する政府周辺も全員終わってるな。」

g:「不要不急は本人が判断すればいいで済むのであれば、飲食や酒も当事者が判断すればいいってことになるからね。」

b:「その場しのぎの言い逃れでルールの根幹を自分で崩しとんねん。」

g:「某元プロ野球名選手の発言も叩かれてたけど。」

b:「あれはなぁ、爺さん向けのリップサービスに若者が噛みつきすぎかもなぁ、と個人的には思う。」

g:「あの世代の本音だろうな。ポロッとこぼれちゃった。」

b:「そんな感じ。」

g「あの世代がマイノリティーならね、許せる気もするけど、残念ながら若者も女性もボクシングもマイノリティー。そこへ、超メジャーの元巨人軍選手がああいうことを言うのはね、自分が権力側で叩いた相手はトリプル・マイノリティーだという認識が謝罪ですら感じられなかったのが残念だな。どうしてあれが叩かれるのかはいまだに理解してないぜ、爺さんたち。」

b:「ただ、そういう今までなら批判するほうの心が狭いと思われていたようなことが一斉にやり玉に挙げられたというのはええことなんちゃうの。」

g:「うん、確かに。」

b:「世の中は確実に変化しているのに、変化を受け止められない爺さんたちだけが相変わらずおかしなことをしてる、っていう。」



g:「そもそも思うんだけどさ、オリンピックに『多様性と調和』なんてお題目が必要だったのかな。『復興オリンピック』だとか『コロナに勝った証』だとかそーゆーのも。世界一のアスリートが集って、一番を競う場、ってことでじゅうぶんなんじゃないのかな。」

b:「それはあれよ、税金引っ張り出すために大義名分が必要なんよ。」

g:「なるほどね。」

b:「あと、やっぱりいろいろおいしいことがあるんでしょ。だからいろんなとこが首突っ込みたがるんやと思うで。」

g:「そういう意味では、今回収支決算で赤が出るくらいのほうがいいってことか。」

b:「儲かったのは土建系だけ。ま、それも見積もりの半分以下やろうけど。」

g:「公式スポンサーになっても費用対効果なし。そうなってスポンサーの成り手が減れば、主催者側も変わらざるを得なくなるだろうね。」

b:「そーゆーこと。」

g:「嫌な言い方をすると、スポーツに予算を掛けてほしい人たちと、スポーツを支援すると儲かる人たちがグルになって予算をぶんどって来たわけだからね。」

b:「そういうやましいことがあればあるほど、キレイなお題目をつけたがる(笑)。」

g:「あるあるだね。」

b:「だいたいあいつら、片方では全世界の共有財産みたいな顔してながら、非スポンサーがオリンピックという言葉を使うことを徹底的に排除しようとするからな、そもそもそういう姿勢には好感は持たれへんかったわ。」

g:「オリンピックそのものを否定するわけじゃないけど、感動の押し売り的な価値観もだいぶ変わってきてるよね。」

b:「スケボーとかBMXとか、めっちゃ楽しそうで、ああいうのはええなと思った。」

g:「逆に水泳とか陸上はなんか痛々しかったよね。メダル至上目標的な。」

b:「そういうところも『おっさん的価値観』の崩壊が感じられたかもな。」

g:「この年になるともう、出場選手もほとんど娘息子くらいの年頃じゃない?なんか観てても、“勝て”“メダルとって”とかよりも、“自分のベストを尽くしてやりきったのならOKだよ”みたいな気持ちになるよね。」

b:「野球の決勝のとき、それめっちゃあったわ。8回1点リードでリリーフの岩崎くん。これで逆転ホームランとか打たれたらどうしよう、ってハラハラしたもん。負けたらあかんとかより、日本中から叩かれたら立ち直られへんやん、って。」

g:「観る目がおかん(笑)。」

b:「年と共におばちゃん化してるという自負はある(笑)。」



g:「日本人が劣化しているわけではないよね。昔からあった問題が表に出てきた。」

b:「そうやろな。」

g:「そういう点で、政治家は、そういう国民感情の変化をつかみきれてないままだよねぇ。」

b:「現総理大臣の木で鼻をくくったような気持ちのこもってへんメッセージは相変わらずひどいな。」

g:「オリンピックは開催OK、でも庶民は外出するなというダブルスタンダードが受け入れられるはずはなかった。」

b:「立場上ああいう風には言うけど、まぁええんちゃう、ってなるわな。ふつう。」

g:「その上コロナ感染が広がっても『オリンピックとの関連はない。』なんてね。」

b:「あれ、誰かに言わされてんねんで、絶対。」

g:「現実的にオリンピックの開催とコロナの再拡大にはどの程度の因果関係があるかなんて実証できないけど、だったら飲食店やイベントだって因果関係が明確に数字で示されているわけじゃないし。」

b:「そりゃ、結局どう雰囲気作って意識してもらうかやからな。ゆーてることとやってることが違いすぎる。」

g:「説得力ないね。」

b:「そもそも言葉に思いが無さすぎるわな。」

g:「人間って、言葉の中身よりも、表情や声のトーンでメッセージを受けとるらしいからね。あのおっさんから聞こえてくるのは『私、責任ありません』だけだもの。」

b:「正面切って誠実にゆーたほうがエエのにね。『コロナがどれだけ広がろうと医療崩壊しようと誰がどれだけ死のうと、なんとしてもオリンピックは断固開催します。これは国際社会とのお約束なのです!』とかって。」

g:「一発解散、即総選挙。そうなりゃ民意は一発で出たのに(笑)。」

b:「俺、そこまで覚悟持ってゆーてくれたら逆に応援したかもよ。まぁそういわんと、医療崩壊させずにオリンピックができるやり方をみんなで探りましょうよ、って(笑)。」

g:「そういう潔さがね、ほしいよね。」

b:「セコい、みみっちい、みすぼらしい。そういう対応をしている自分をカッコ悪いと思わへんのかな。」

g:「世間から乖離してしまうと、そういうことが思えなくなるんだろうか。」

b:「ある意味哀れになってくるな(笑)。オリンピックでの政権浮揚に有り金全部つっこんで、コロナ増える、景気上がらない、支持率上がらない(笑)。これからどうするんやろ。」

g:「政権の心配よりも、自分の心配をしなくっちゃね。政治は国民を切り捨てるということが、今回もやっぱりハッキリしたわけだから。」

b:「自分の身を自分で守るしかないのか。」

g:「そういうこと。」

b:「いや、国民にそう思わせようっていうのが実は狙いなんちゃうの?」

g:「自助・共助・公助、か。」

b:「それが狙いやとしたら、実はあのおっさんかなりの策士なんちゃう?」

g:「なるほどね。」

b:「いや、ありえへんけどな(笑)。」







g:「音楽でも聴こうか。」

b:「一応、音楽ブログやからな。」



Respect Yourself / The Staple Singers


b:「ええ曲やなぁ。ステイプル・シンガーズ。」

g:「この曲がヒットしたのは1971年だったそうだけど、まるで今の状況を歌ったかのようなメッセージがいっぱいなのですよ。」


You cuss around women and you don’ t even know their name

名前すらろくに知らない女たちの前で
汚い言葉を口にできるあんた

Then you’re dumb enough to think that’ll make you a big old man

それで自分はビッグだなんて思ってるとしたら、なんて愚かなことだろう


b:「これはまったく某市長へのメッセージやな。」

If you’re walking around thinking that the world owes you something ‘cause you’re here

いるだけで世の中が何かを与えてくれると思い込んでるんだろ、あんた

You’re going out the world backwards like you did when you first come here

そのままひっくりかえって、生まれてきた時と同じようにこの世を出て行くことになるぜ


g:「これはそのまんま某会長へ。そして総理大臣にはこのフレーズを。」

b:「ほんま今の時代そのまんまやけど、、要はどの時代にもどこの国でも、こういう輩がいるもんや、ってゆーことやな。」

g:「そんな世の中で私たちがどうすべきかについては、こんなフレーズ。」

Keep talking ‘bout the president and it won’t stop air pollution

大統領をいくら批判したって
大気汚染は改善しない

Put your hand on your mouth when you cough, that’ll help the solution

まずは咳をするとき手で口を隠す
それが解決の糸口となる


g:「そして“Respect Yourself”というフレーズで締めくくられる。」

b:「自分自身を尊重しなさい、ってか。」

g:「そのためにはまず、尊重すべき自分自身をちゃんと持っておくことだろうね。」

b:「いつの時代にもどこの国にもいるボケた権力者を、とっちめることはできへんにしても、奴らにええようにさせたくはないからなぁ。」

g:「それにしても、コロナはいつまで続くかなぁ。」

b:「ま、今の感じだと、そう簡単には終わらんよ。」

g:「希望的観測だけで国を動かした挙げ句に、責任逃れ。」

b:「法治国家ではなく放置国家やな。」

g:「そういうオヤジギャグ的な『おっさん的価値観』もすでに終焉を迎えて久しいはずだが。。。」






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コメント

[C3440]

名盤さん、こんばんは。
元気なさげですね。元気が出るネタがあんまり見当たらないですもんね💨

たぶんこのままじゃ選挙に勝てないと、急転直下総裁のすげ替えが起きる気がします。
ここまでの体たらくはそれでチャラ。
国民も何度騙されるんだか、って感じになるんじゃないでしょうか。。。
  • 2021-08-23 22:47
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C3439]

オリンピック・パラリンピックは来年に延期派です。
でも去年の時点では、今年は出来るだろうと思っていた。
厄介ですね。
どういう結果になるかは別にして、次の選挙の投票率がもし低かったら、もう笑うしかない。
でも思ったよりは高くならないような気がしています。
またお金のない若者たちが、金持ち優遇の政権を支持してる人が多いというのが不思議で仕方がない。
コメント欄で愚痴ってしまいました。
スイマセン。
ちょっと鬱気味の今日この頃です、お許しを。

[C3438]

BachBachさん、こんにちはー。

交換すべきは、金メダルだけじゃなく、市長も都知事も首相も会長も、ですね。
でも、今時政治家を志す人に、まともな人物がいる気がしないのです。。。


  • 2021-08-22 12:26
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C3437] まったくもって

おっしゃる通りと思います。はっきり言っていただけて痛快ですらありました!
問題は、事実を見ず、知らず、それで判断してしまう市民の多さなのでしょうね。知っていればああいう人を何度も選ばないと思いますしね。

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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