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♪意訳 この素晴らしき世界  ~誕生日の夜に~

木々は繁り
バラは赤く咲き誇る
まるで僕らのために咲いているみたい
そしてふっと呟いてみる
「世界はなんて素晴らしいんだろう。」
青い空
白い雲
眩しいくらいの晴れた日も
聖なる夜の暗闇の中でも
ふっと呟いてみる
「世界はなんて素晴らしいんだろう。」

空に架かる虹の色
みんなの目にも映っている
友だち同士で交わす握手
「オッス!」「毎度!」って合言葉
それってきっとI Love Youって意味なんだなぁ

仕事はいつもいっぱいいっぱいで
やってる最中にはその素晴らしさには気付かないもの
でもひと仕事やり終えた後にはふと思う
これできっと誰かのお役に立てたのかな
そう、だからきっと世界は素晴らしい

暗闇の中で手を伸ばす
そこには手触りだけでわかるかわいらしい耳
そして重ねあう唇
ふっともれる呟きは
「世界はなんて素晴らしいんだろう。」

いつかは僕も虹になる
でも誰かが心の中で僕のことを思い出してくれる限り
僕はずっとそこにいる
「あいつ、今頃なにしてるんだろう」なんて思い出してくれたら
それはきっとI Love Youと同じ意味なんだと思うんだ

ドラムがカウントを叩く
ギターがジャーンとコードを鳴らす
そしてうねるベース
それだけで世界が意味もなく振動をしはじめる
音楽が見せてくれる世界
それが意味するものはなんだかんだいったって結局のところは
「世界はなんて素晴らしいんだろう。」ってことなんだよな

あんなに泣いてばかりだった赤ん坊が
いつの間にかどんどん成長していく
これからもっともっとたくさんのことを学んでいくんだな
僕が知っているよりもっとたくさんのことを
そうやって続いていく命
それってかけがえがなく素晴らしいこと

嫌なことやしんどいこと、悲しいことやがっかりすることやうんざりすること
探せばきっときりがない
でもそれと同じくらいかもっとたくさん
小さなシアワセはどんなところにも転がっているんだってね
だって、世界は素晴らしいんだから
そう、世界はとても素晴らしいんだから


・・・誕生日の夜くらいは、少し気どってみるのもありだろう。
この世界はどうしようもなくクソッタレで、そしてどうしようもなく素晴らしい。
意味も根拠もなかったとしても、世界は素晴らしいんだと言い切ってしまうことが、実は世界を素晴らしくするためのたったひとつの方法なのかもしれない、なんて思った今日この頃。

“What a Wonderful World~この素晴らしき世界~”といえば当然サッチモですが、ほかにもかっこいいカヴァーがたくさんあります。

ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック Vol.3    東京的    ドント・ウォーリー・アバウト・ミー
     
Stardust: The Great American Songbook, Vol. 3/Rod Stewart
スタンダード・ソングをしっとり歌うロッド・スチュワート。ロッドは何やっても粋でかっこいい。

窪田晴男プロデュース「東京的」VOL.1/オムニバス
昔わりと好きだったトマトスっていうスカ/レゲエバンドの松竹谷清さんが日本語で歌ってます。
今でいえばハナレグミの永積くんみたいに、なんかほんわかして心に残るんだなぁ。

Don’t Worry About Me/Joey Ramone
そして、いつぞやもブログに書いた ジョーイ・ラモーンのパンク・ヴァージョン。最高っす。



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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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