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音の食卓〈ささみのサラダ〉

湿気が高い。
まるで体の中の水分が外に流れ出てしまったみたい。
こういう気候の日には、とにかくさっぱりとヘルシーなものを食べたい。
けど、豆腐やサラダや酢の物ばっかりじゃやっぱりちょっとパワーやエネルギーが足りない。
そういうときには、鶏のささみなんかがいい。
料理酒を振りかけてさっとチンして、裂いてサラダにのせる。
味付けはポン酢か胡麻ドレッシング。
さっぱり食べられてカロリーは控えめ、でもたんぱく質はたっぷり摂れる。
サラダにはレタス、トマト。アスパラやコーンがあると彩りも食感もぐんとアップする。



大好きなブルース・レディー、ボニー・レイットさん。
この方の音楽の基本はブルースで、そこにシンガーソングライター的要素が加わる。
基本肉系なんだけど、ガツガツしていなくてさっぱりヘルシー、でもたんぱく質豊富。
そういうところがささみ肉っぽいと思うのだ。


Sweet Forgiveness / Bonnie Raitt

ヴェジタリアンを自称する人が苦手で。
最近は肉・魚介類だけではなく、卵・乳製品なども一切食べないヴィーガンという人たちもいるし、個人の考え方としてそのことを決して否定するわけではないけれど。

ヴェジタリアンになる理由はいろいろあるのだろう。
宗教的な理由や健康上の理由。
肉食には快楽性があり、肉ばっかり食べるのがいいことだとは思えないので、ある程度抑制する必要はあると思う。
けど、動物への倫理的な理由や、環境保護的思想から肉食を拒否するというのは、あまりに観念的なのではないのかと思ってしまうのです。
ヴェジタリアンが苦手というより、その背景にある、観念で行動を制限しようとする考え方がどうにも苦手なのかもしれない。
ひとことでいえば、ナチュラルじゃない。無理がある。
そもそも人間は、多くの穀物や野菜に少しの肉を食べながら進化してきたのだから、バランスよく食べるのが自然。
っていうか、結局のところ体が欲するものを食べるのが一番自然だと思うのですよね。



脳みそで体がコントロールできる、ということそのものに無理がある。
無理があるものには歪みが出る。

ボニー・レイットさんが素敵だと思うのは、そのナチュラルさだ。
肩肘張らない自然体の音楽だから、すっと馴染むし、聴くほどに味わいも深まる。
とってつけたような感じがなく、アクや臭みがない。
ささみのようにしなやかでやわらかでいろんな味付けにもすんなりフィットする。
心と体から浮かび上がってきたものを掬いとって濾すように、自然体で音楽を演っている、そういう感じが素敵だと思う。









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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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