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座右の名曲(10) A Ray Of Hope

The Rascals
A Ray Of Hope




I know a lot of people who think like me
That this world can be a place that's filled with harmony
First there's a lot of things we've got to rearrange
Put an end to hate and lies
So peace can come and truth shall reign
As long as there is a ray of hope

この世界は調和で満たされた場所だ
そう考える人がたくさんいることを
僕は知っている
いろいろと建て直すべきことはあるけど
最初にやるべきことは
憎しみと嘘を終わらせることだ
真実に従えば、平和は必ず訪れる
希望の光がそこにある限り


人間誰しも自分の安全が危うくなったときには自分をガードすることで手一杯になるもの。
それは、生き物としてはものすごく当然のこと。
自分や自分の仲間を守りたい気持ちの裏側で、部外者への憎しみや嘘がはびこる。
境界を閉鎖して、内に籠る。
誰かわかりやすい敵を作って、身内の団結を画策する。
自分が敵視されないように身を縮めて自分を守る。
そーゆーものなんだな。
これはもう、仕方がないこと。
でも、こういう状況が蔓延した先にあるのは、平和とは程遠いものだ。
違う所属のもの同士が、嘘をつきあい、非難しあい、いがみ合う先にあるのは、自分たちを守るという大義名分を得たあからさまな差別と暴力的な行為を含む排除なんだろう。

そういうことに陥らないためには、どうしたらいいんだろうね。
本当は、世界は調和で満たされているはず。
憎しみと嘘を排除するためにできることはなんだろう。

A Ray Of Hope。
直訳すれば「希望の光」なんだけど、RayというのはLightとはニュアンスが違って、満たされた光ではなく、雲の切れ間から放たれるような太陽光線のような意味で、どちらかといえば制限された中での光のこと。
慣用句では「一縷の望み」と訳すらしい。

例え拙く心細い望みであったとしても、信じていたいとは思うんだな。
本当は、世界は調和で満たされている、と。
憎しみと嘘に踊らされて疑心暗鬼で窮屈に暮らすのは気が滅入るもの。
憎しみと嘘に騙されないためにも、いろんなことを知りたい。
世界を、一面的ではなく、いろんな角度から眺めたい。
憎しみと嘘の対象とされた人たちにも、自分と同じように思いや願いがあることを知っておきたい。
知れば知るほど闘えなくなる、暴力で排除することができなくなる。
じゃあ、一緒に、どうやったらお互いに危害を与えなくて済むのか考えるしかないよね、考えて、話し合って、我慢したり妥協したりすることがつまり平和ってことなんだろう、と。
そこに一縷の望みがあると信じない限り、平和は訪れない。

無駄に争わない人でありたいね。
若い頃、むやみやたらといろんなところにケンカを売ってきただけに(笑)、もう、自分の腕試しをするような争いはしたくない。
日和ったり丸くなったりではなく、争わないことの強さが少しずつわかってきたからだ。
人間の弱さを知った上で、それ以上に強くあれるのが理想。
理想と現実は違う、なんて嘯かずに、その理想に少しずつ近づけるイメージを持ちたい。
それがA Ray Of Hopeなんじゃないかと、春の穏やかな日差しの中でこの歌を聴きながらそんなことを考えていました。


The Very Best Of / The Rascals




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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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