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♪ブルース・R&B版おせち料理

年末に少し部屋の整理をしていたら、ずいぶん前に自分で編集したらしいコンピレーションのCDが何枚か出てきた。これは何だったっけ、とそのうちの一枚をプレイヤーに放り込むと、いきなり聴こえてきたのはマディ・ウォーターズの“I can’t be satisfied”。二曲目がエルモア・ジェイムスの“Dust My Bloom”、続いてジョン・リー・フッカー“Boom Boom”。どうやら、ブルースや南部方面のR&Bの大好きな曲を集めたCDのようだ。
あぁ、そういやそんなの作ってたっけ、と思いながらすっかり聴きこんでしまった。
それから、その当時は持ってなかった音源も含めて、最新版でもう一回作ろう!と思い立ち、正月の早々から、酒を飲みつつ、ウォークマンに片っ端から録音しては気に入る順に並べ替え・・・膨らみすぎてあれをはずしてこれをはずして、いややっぱりこいつははずせない・・・などと格闘しながら出来上がったリストがコレ。
ストーンズやビートルズやその周辺の英国バンドがカバーした、南部の50年代後半のブルースと60年代のR&Bを中心にしつつ、ところどころええとこつまみ食いであっちこっちへ。
基本は1アーティスト1曲として泣く泣くはずした曲が多数ありつつ、どうしてもはずしたくなくて複数入れたアーティストが数名。
際限なく膨れ上がりそうだったので、歳の数として42曲にしました。


1.Muddy Waters / I can’t be satisfied
2.Elmore James / Dust My Bloom
3.John lee Hooker / Boom Boom
4.Bo Diddley / I’m A Man
5.Lightnin’ Hopkins / Mojo Hand
6.Slim Harpo / I’m a King Bee
7.Chuck Berry / Around and Around
8.Ray Charles / I Got a Woman
9.Lowell Fulson / Tramp
10.Smokey Robinson & The Miracles / Going to a Go Go
11.Little Richard / Long tall Sally
12.Barrett Strong / Money
13.Dr.Feelgood & The Interns / Mr.Moonlight
14.Marvin Gaye / Hitch Hike
15.Eddie Cochran / Come on Everybody
16.Buddy Holly / Not Fade Away
17.Wilson Pickett / In The Midnight Hour
18.Otis Redding / Respect
19.Sam & Dave / Hold on,I’m Coming
20.Don Covey / Mercy Mercy
21.Sam Cooke / Chain Gang
22.Arthur Alexander / You better Move on
23.Robert Nighthawk / Sweet Black Angel
24.Jimmy Reed / Honest I Do
25.Albert King / Born under a Bad sign
26.Gene Allison / You can make it if you try
27.Little Walter/ / Confessin’ the Blues
28.Memphis Slim / Wish me Well
29.Rufus Thomas / Walkin’The Dog
30.Bo Diddley / Road Runner
31.Jonnnie Taylor / Who’s Makin’ Love
32.The Valentinos / It’s all over now
33.Howlin’ Wolf / Spoonful
34.Slim Harpo / Shake your Hips
35. Muddy Waters / Rolli’ and Tumblin’
36.Gene Chandler / Man’s Temptation
37.Bobby Bland / Further on up the Road
38.Solomon Burke / Everybody needs Somebody
39.Joe Tex / Show me
40.Arthur Conley / Sweet Soul Music
41.The Isley Brothers / Twist & Shout
42.Larry Williams / Slow Down


古いブルースやR&Bは、アルバム単位で聴くよりも、大好きな曲を何度も繰り返し聴くのが好きだ。
次々と流れてくる珠玉の名曲を片っ端から貪るのは、まるで素材の味を最大限活かしつつ、いい職人がいいダシでしっかり味付けしたおせち料理を堪能したような種類の贅沢。
もちろんお酒にもよく合う。
年明けからご機嫌だ。
こういう贅沢さえあればあとはもう何でもOKじゃないか、という気分にさせてくれるのだ。


ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ   ダスト・マイ・ブルーム~ザ・ヴェリー・ベスト   The Very Best of John Lee Hooker

ザ・チェス・ボックス   グレイテスト・ヒッツ    The Best of Sam Cooke

The Best of Slim Harpo    The Best of Sam & Dave    Here's Little Richard   
   

   
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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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