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♪Pipes of Peace

2010年あけましておめでとうございます。
今年になって早くも二日過ぎてしまった。
例によって、食べては飲み、飲んでは食べ、眠り、起きては食べる…を繰り返しているここまでの二日間。今日は初詣を済ませ、その神社で書初めをして、帰ってまた食べて飲んでいた。
若い頃はお正月なんて退屈で仕方なかったけれど、今はこのダラダラ感がとてもいい。
おせちなんてのも若い頃はたいしておいしいものだとは思わなかったけれど、今じゃすすんで箸が出るから不思議だ。“先が見通せますように”“健康に暮らせますように”“腰が曲がるまで長生きできますように”…お重に並んだいろとりどりの食材に込められた、豊かな人生への願い。
おせちにしろ、初詣にしろ、昔から人はこうしてずっと、豊かな実りに感謝し、ささやかな幸せを願い続けてきたのだなぁ、などと感慨深く思った。
さて、2010年。
どんな年になるのだろう。
昨年秋に発足した鳩山内閣はあっちこっちから厳しい注文が寄せられて早くも正念場を迎えはじめているけれど、どうか踏ん張ってほしいと思う。選んだ有権者も今回ばかりは長い目で見る必要があるはずだ。60年以上続いた旧政権の間にこびりついてしまったものを洗い落とすことはそうそう容易な作業ではないだろう。

ところで、鳩山由紀夫を見ていると、僕はなぜかポール・マッカートニーを思い出してしまう(笑)。
あのギョロ目と、どこかお坊ちゃん的な品の良さ。

そんなわけで、新年の最初は、ポール・マッカートニーが平和への願いをこめた“Pipes of Peace”を。
鳩山さんらしい、いや、ポール・マッカートニーらしい、優等生的なメッセージが昔はハナについたこともあったけれど、今、本当に、照れずに奇をてらわずに、こんな優等生的なメッセージを貫くことが必要なんじゃないか、という気がするのです。
今年もよろしくお願いします。


パイプス・オブ・ピース(紙ジャケット仕様)

Pipes of Peace/Paul McCartney


愛の火をキャンドルに
愛さえあれば、たいていの問題は解決するもの
そして誰もがすぐに見つけるだろう
僕らが本当に聴きたいとてもたいせつなこと

世界中で、今日も子どもたちは生まれる
僕ら、できるだけのことをしよう
この戦いに勝利するまで
そして、作業が実行されるまで

手を貸してほしい
見るに耐えない暴力の替わりに喜びの歌を
平和の角笛の吹き方を彼らに見せてあげようよ
平和の角笛を吹き鳴らそう

手を貸してほしい
見るに耐えない暴力の替わりに喜びの歌を
平和の角笛の吹き方を教えてくれないか
平和の角笛の吹き方を

君ならどう言うのかな
人類はたったの一日で滅亡してしまうって?
それとも誰かがこの星を助けてくれるとでも思っているのかな?
たったひとりのスーパーヒーローが?
(じゃあ僕らは一体なにをするの?)

ここにいる人々も僕や君と同じ
平和の角笛の吹き方を彼らにも見せてあげようよ
平和の角笛を吹き鳴らそう
平和の角笛を


(原詩 Pipes of peace)

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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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