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2019年ベストアルバム

12月ももう早や10日も過ぎてしまった。
2019年ももうあと残すところ3週間。
なんとなく今年を振り返ってみて、どっかの雑誌みたいに「2019年ベスト・アルバム」でも選んでみようかと思ってふと気づく驚愕の事実。

今年発売された
ニューアルバムを聴いたのは、
たったの一枚だけだ。。。


しかもそれもつい最近のこと。

20代頃なんて、週いちペース、年間50枚くらいは聴き漁ってたし、好きなアーティストのニューアルバムなんてワクワクして待ったものだったのだがー(←遠い目)。。。
この現役感のなさ、これが加齢というものなのか。。。

やっぱりね、若くて感受性豊かだった頃に入ってきたものっていうのがベースになってるからね、ベースが構築されていくと同時に新しいものの受け入れキャパは減っていく。
これは必然なのだ。やむを得ないことなのだ。
そう自分を納得させようとしても、やっぱりちょっと愕然とはしてしまうよね。。。


さて、その唯一の今年聴いたニューアルバム。
それはこれ。

THE WHOの13年ぶりの
ニューアルバム“WHO”!


201912110806273b3.jpeg

これがね、めちゃくちゃかっこよかったのよ。
再結成後の前作がいまいちピンとこなくってスルーしかかってたんだけど、youtubeでたまたま聴いた先行シングル“Ball and Chain”がけっこう良くって、あ、いいかも、って。
正直、メンバー4人のうちふたりも死んじゃって、それでもザ・フーを名乗るのかよ、なんて思いもあったんだけど、そーゆーの全部ぶっとんだ。
特に頭から4曲目まで、"All This Music Must Fade"、"Ball and Chain"、"I Don't Wanna Get Wise"、"Detour"までの怒涛の勢いは凄いです。
これが75才のジジイの音かよ、って。
もちろん、キース・ムーン在籍時と比べちゃいけない。でも解散前の“Who are you”や“Face Dance”よりずっとハチャメチャで勢いがある。
特にロジャー・ダルトリーが凄いね。
若い頃よりもさらに深み、凄み、荒々しさが格段にレヴェルアップしている感。
ピート・タウンジェントだって、ソロの哲学的でぼそぼそした感じじゃなくって、キレまくってる。
なんていうんだろう、スパッと抜いた脇差しの刀がギラギラ光るような無敵感。
分厚い雲の切れ間からパッと明かりが射したような高揚感。
天に駆け上がっていくようなポジティブさ、力強さ。
あー、こりゃロートルの小銭稼ぎじゃない、“ザ・フー”を名乗ってアルバム出すだけのことはある、、、なんて50年演ってるロックのオリジネイターに向かって不遜にも上から目線で納得したのでありました。





年をとる、っていうのはこういうかっこよさが出せるようになる、ってことなんだろうね。
積み重ねたベースに裏打ちされた、ど真ん中の直球勝負。
積み重ね、貫き、研ぎ澄ましてきたからこそ何の躊躇も遠慮もてらいもなく出せる「これだろっ!」っていう勝負玉。

新しいものなんて取り入れなくっていい。
自分の中にあるものをもっともっと深めていけばいい。
ここから先の10年20年、そーゆースタンスで行けばいいよなー、って、そう思ったらとても清々しい気分になったのでした。




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お久しぶりです!
こちらの2019リリースの年間ベストアルバムはどうでしょうか

1.Thunderstructure/Large House Satisfaction
2.We Are a Team/Ceres
3.新しい人/OGRE YOU ASSHOLE
4.Another State of Grace/Black Star Riders
5.Void Lustre/Hope Drone
6.Necking On And Kicking Off/Stone Lions
7.Rumour & Innuendo/The Southern River Band
8.Live at the BBC 70-73/Manfred Mann's Earth Band
9.Yes 50 Live/Yes
10.新青年/人間椅子
11.続B面画報/Plastic Tree

Large House Satisfactionの新作が邦楽のリリースで1番うれしいです
とにかくこのバンドにつきます
ラージが日本にいてくれてよかった!
グランジ・プログレ・シューゲイザーがやっぱり好きです
オーストラリアのバンドをよく聞いてます

Black Star RidersはThin Lizzyのスコット・ゴーハムが参加してるバンドで驚きはないものの安定してます
Manfred Mann's Earth Bandはクリス・スレイドの1番いい時期に在籍したバンドです

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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