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TAXMAN

消費税が上がりますねぇ。
風向きが少し悪くなると凍結だの延期だのを匂わしつつ結局上げちゃうわけだ。
ただでさえ忙しいこの時期がさらに多忙になったのはこれにまつわる実務がいろいろ発生したのも一因。
僕は、日常生活の消費の大半はタバコかビールなのですでにじゅうぶん他の人より多く税金を払っているという自負があるのですが、まだまだ搾り取られるわけですね。

税金がテーマの歌と言えば誰もがまず頭に浮かぶのが、ビートルズの“Taxman”。
『Revolver』の一曲め、ジョージの名作。
諧謔的というか、ものすごい皮肉の効かせ方は痛快なんですよね。

Let me tell you how it will be
There's one for you, nineteen for me
'Cause I'm the Taxman,
yeah, I'm the Taxman

取り分をお教えしましょうか
あなたが1で私が19
だって私は税金徴収人ですから


シャープなギターのリフとともに歌はこんな感じで始まる。

If you drive a car, I'll tax the street
If you try to sit, I'll tax your seat
If you get too cold, I'll tax the heat
If you take a walk, I'll tax your feet

運転するなら道路に税金を
座るのならば椅子に税金を
寒いのならば暖房税を
散歩するのなら歩行税を


と、まぁ何でもかんでも徴税対象(笑)。

Should five percent appear too small
Be thankful I don't take it all

5%じゃあんまりだとお思いでしょうが
全部取り上げないだけでも
感謝してくださいよ


とか

Don't ask me what I want it for
If you don't want to pay some more

それ以上払いたくないのなら、
もうこれ以上は詮索しないことですな


とか

And you're working for no one but me

あなたは誰のためでもない、
私のために働いているのですよ

とか、まぁめちゃくちゃ税務署や政府を皮肉った歌詞。
当時、イギリスでは高所得者の所得税率が95%もあったそうで、そういう怒りが込められているようです。


そういえばちょっと前に、とある講演でこんな話を聞きました。
生き物にはそもそも、自分の分け前は自分で所有したいという本能的欲求があって、税金というのはその真逆の存在で自分の果実を強制的に取り上げていくようなもの。
そもそも誰も税金なんてほんとは払いたくない。
徴税する側もそのことをわかっているのでそれを逆手にとって減税を政策に取り入れたりもする。
例えば「エコカー減税」なんてのがそうだし今回の「キャッシュレスポイント」もそういう類いだ。
逆に普及させたくないものには高い税率を掛ける。タバコなんてまさにそう。国内産業保護のために海外産品に高い関税を掛けるのもそう。
そういう人間の消費行動と税の関係を考えると、消費に課税するというのは、消費を規制する方向に世間を誘導していることになる。
その方はもっとはっきりと「消費に対する罰金」とおっしゃっていましたが。
「消費すると罰金を課される、そんな状態で景気がよくなるはずがない」と。

まぁ、それはそれで極端な理屈であって、消費税がなくなればすぐに消費が増える、景気があがるとは思えないけど、消費税が消費の罰則として機能しているのは確かだろうね。

キレイゴトで言うとね。
税金がいくら高かろうがいいんです。
徴収されたお金がちゃんと社会で役に立っていて、そのことの恩恵をちゃんと自分も受けることができるとさえ実感できるのならば。
税金をちゃんと払っていれば、医療も教育も受け放題で子育ても介護も老後の生活も全部見てくれる、とかならね。
そうじゃなくって、むしろそういう部分への自己負担が増えているからこそ、消費が閉塞状況になってしまう、そこへさらに増税なんて、そりゃ消費マインドは冷え込むでしょうよ。
負のスパイラルですよね。

せめて税金の使い途をもっとつまびらかにして「ちゃんと世の中のために使うてまっせー」ってアピールすればいいだろうけど、そうできないのはやはり、正しく国民のために使えていなような負い目でも政府の方々が感じておられるからかもしれませんね。







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コメント

[C3324]

Bach Bachさん、こんにちはー。
ペッパー将軍がマックスウェルの銀のハンマーでぶち壊したり、ドクター・ロバートがウォーム・ガンをぶっぱなす、なんてパターンもありですね(笑)。
  • 2019-09-19 07:56
  • golden blue
  • URL
  • 編集

[C3323] うんざり

消費税、うんざりしますよね。ああ、エリナー・リグビーが黄色い潜水艦に乗ってきて、リボルバーをタックスマンにぶっ放してくれないかなあ。

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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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