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♪SOUL冬支度

一気に冷え込んだ先週。
窓の外では枯葉がまるで渦潮に巻き込まれそうな難破船みたいにぐるぐると舞っているし、吹く風は突き刺さるように痛い。温かいお茶を沸かそうと蛇口をひねれば、水がとても冷たい。
真冬の到来だ。

ついこの間まではずっとあたたかかったからあんまり冬支度もできていなくて、厚手のセーターと手袋とか、ほかほかカイロとか電気座布団とか、そんなものを慌ててひっぱり出した。
それからウォークマンの中身も冬支度。
ウォーミーなソウル、あんまり暑苦しくはないけれどじんわりと暖まってくるようなのを幾つか取り込んでおいた。
窓の外では北風がゴウゴウと渦を巻いているけれど、ポケットの中にはホットなソウルがあるというだけでなんとなく寒さにも負けない気分がしてきたりするから我ながら単純だと思う。


In My Songs   Home Again   バック・トゥ・フロント/ライオネル・リッチー・グレイテスト・ヒッツ

The Greatest Hits: The Power of Great Music   The Dana Owens Album

In My Songs/Gerald LeVert

オージェイズの父親譲りの男くさくソウルフルな声。90年代のソウルはほとんど聴いてこなかったので、この亡くなってから発表された遺作を聴いて、そのソウル度の高さにぶったまげた。

Home Again/New Edition
ニュー・エディションなんてガキんちょグループだと思ってまともに聴いたことがなかったのだけれど、中古CD屋で100円なんて値札が付いていてつい買ってしまったのですが、実はものすごいグループだったのですね。このリユニオン・アルバムは、ソロで名を上げたラルフ・トレスヴァントやボビー・ブラウン、ジョニー・ギル、ベル・ピヴ・デヴォー・・・それぞれの持ち味がヴァラエティ豊かにうまく調和している。

Back to Front/Lionel Richie
先頃も別のベスト盤が発売されていたライオネル・リッチー、これも中古CD屋で250円也。
ソウル好きからはあまりいい評価はされていないけれど、この人のキャッチーさ、ポップさはやっぱり残るものがあります。
高校生の頃の洋楽の入り口ではぐっとひきつけられつつ、こんなとろいもんを聴いていては恥ずかしい、と聴かなくなったのですが、この歳になってやはりいいものはいい、と。ド・ファンクはもはや体力不足、美メロが心地よい今日この頃なのです。

The Greatest Hits: Power of Great Music/James Ingram
80年代に山ほどいた歌が上手くてつるんとした顔立ちのブラコン・シンガーたちは、みんなどこかのっぺりしていてあまり心を揺さぶられなかったけれど、なぜかこの人だけは当時から好き。くどいくらいのあざとい泣きのバラードも、この人の声なら甘くもたれつかないから不思議。

The Dana Owens Album/Queen Latifah
クイーン・ラティファってヘヴィでアグレッシヴなラッパーって印象しかなかったのだけれど、こんなにもシックでエレガントなブルースやバラッドを歌えるシンガーになっていたとは。最初から“教養”としてエレガントを教育されたような人が持つエレガントさとはまるで違う、生活の中のいろいろから身についたエレガントさ、という感じが素敵。
パパス&ママスの“カリフォルニア・ドリーミン”って、能天気なカリフォリニア賛歌かと思っていたけど、実は「こんな寒い冬の日にはカリフォリニアへ行きたい」って歌だったのだと、このカヴァーを聴いて改めて思い出しました。



気がつけば今年ももうあと10日ほどになってしまった。
個人的には今年はとても長い一年だった。
8月に職務が変わってから実際はまだ4ヶ月少しなのだけれど、もう1年2年平気で過ぎてしまったのではと感じるくらいのいろんな環境の変化や新しい出会いがあったものだから、今年の前半に起きたことなどもう何年も前の出来事だったのような気もしてしまうのだ。






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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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