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Everyday I Write The Book

このところどうもブログの筆がすすまない。
理由はシンプルだ。

だいたいブログを書くのは仕事終わってからの夜、帰宅途中の駅とか電車の中とかで音楽を聴きながら、というのが多いんだけど、今年はタイガースが強いので、その時間ついついプロ野球中継を聴いてしまうからだ。
缶ビールとプロ野球中継。
大阪のおっさんとしてはある意味正しい姿ではあるのだが(笑)。


かれこれ13年もブログを書いていると、実際いつもネタ切れなんだろうと思います。
書きたいと思っていたことは、たぶんだいたい書いた。
あ、こういうこと書いてみようか、って思って書きはじめてから「??ん?前も似たようなこと書いたかも?」って思うことも実際あったりする(笑)。

それでも何か書きたいと思うのは、なんなんだろうね。
もちろん、ブログを始めてから、日常生活ではなかなか出会うことが難しい、同じような気持ちを共有できる人たちとたくさん出会えて交友関係はすごく広がった。
でも、それは僕の場合、ブログを書く一番の理由ではない。
やっぱり、自分の気持ちを何か形にしてみたいという欲求が僕の中にあるのだろう。


最初の頃の記事・・・当時40歳くらいかな・・・を今読み返してみると、とても青臭く文章も拙い。
ただ「何か言いたい、何か書きたい、心の中にあるモヤモヤをどういう形かで表してみたい」という心意気だけはすごく感じるのですよね。
いろんなことに不安と不満があったのだろうな。
今、そういう不安や不満がなくなったかというとそういうことはないんだろうけど、対処やコントロールの方法はいくらかは上手くなっているんだろうと思う。
それはおそらく、自分の気持ちを言葉に置き換えてきた、ということがいい影響を与えているような気がする。

心の中というのは実に複雑で、いわゆる四次元的な奥行きや歪みがある。まっすぐだと思っていた柱が歪んでいたり、あり得ない空間がつながっていたり、実に複雑怪奇だ。
それを文章にするということは、複雑怪奇な四次元の世界のどこかに光を当ててクローズアップして、切り取ってきて、無理矢理二次元的な平面に固定化するという作業なのだと思う。
一度平面にし固定化されたものは、複雑怪奇な四次元世界をつかむ上での手掛かりになる。目印や案内板のような役目を果たす。或いは等高線や気象図のような役目を果たす。
そうやって少しずつ平面にし固定化してきたことが、自分の心の中をうまく泳いでいくためのひとつの地図になっていったのではないかと思うのだ。
迷ったときに、地図があると心強い。
あぁ、あのときこう思ったんだった。あのときはこう対処したんだった。
そういうことが、きっと心の安定につながっている。




エルヴィス・コステロの“Everyday I Write The Book”という曲のビデオ・クリップに、主人公がボクシンググローヴをはめてタイプライターを打つシーンが何度か出てくる。
その表現の巧みさ、そしてそのユーモアとエスプリに思わず苦笑い。
心の動きを文章で語るのは、ボクシンググローヴをはめたままタイプライターを打つようなくらい難しいし、ある種の技術が必要だ。
四苦八苦しながらなんとか書いたところで、心の中を正しく文章で表現することなど到底できない。むしろ、書くことで「こうだったことにしておく」ということになる感じ。
そういうものだと思っておけば、上手く書かなきゃとか、これで伝わるのだろうかはあまり気にならなくなる。誤解が生じて誰かに文句を言われても、仕方がない、そーゆーこともあるわ、って思える。
もちろん上手く書けるに越したことはないのだれど、それは自己満足の範囲。
承認欲求ともきっと少し違うかな、さすがに誰も読んでいなくて書くかどうかはわからないけど(笑)、基本姿勢としては誰も読まなくてもたぶん書く。ただ書きたいのだと思う。
書くことで気持ちが整理できる、自分の心の在りかをつかむ手掛かりになる。
それに何より楽しいしね。
そのことがたぶん一番大事。


ずいぶんと心の中の探検も済んで、ある程度の地図もできあがってきたのかな、と思うこともあるけれど、きっとこれからもだらだら書くんだろうとは思います。
まだまだ未踏破の場所のあるし、心の中もまだまだこれから変わっていくのだろうしね。



それにしても、タイガース、強いな。
楽しみながら、自分がやるべきことに誠実に向き合っている、その雰囲気がすごくいい。
植田海くんのプロ初ホームランなんて、去年出ては凡退で口の悪いファンにボロカス言われてたのを思い出して、泣きそうになったよ。
ニュース観ながらもう一本ビール飲もう(笑)。





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[C3304] Re: YES

akoさん、ありがとうございます。
この記事は、いろんな方へのメッセージを含んではいたのですが、書くことで自分自身がとても清々しい気分になりました。

詳しい経緯はわかりませんが、ついていけなければギブアップ、でいいのではないでしょうか。
おっしゃるとおり、間違いようなどないのだと思います。
  • 2019-06-15 11:17
  • golden blue
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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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