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夏休みの宿題

8月31日。
もう夏も終わるねー。
若い頃は夏の終わりになんとなく一抹のさみしさを感じたものだけど、最近はもうかんべんしてよねー、って感じだな(笑)。
涼しい日々が待ち遠しい。
今さら気温30℃以上がぶりかえしたりした日にゃぁもうバテバテで、朝から死んでた。

8月31日といえば、子供たちが夏休みの宿題片付けに追われる日、ってのが世間の常識って感じだったけど、僕は一度も8月31日まで宿題を持ち越したことがなかった。
優等生だったわけじゃない。
そーゆーのが嫌いだったんだ。
ちゃんと計画を立てて、計画どおりに物事をすすめていくのが好きだったんだ。

だいたい、子供は勉強が嫌いなんて誰が決めつけたんだろう。
子供の頃、親戚の集まりなんかで叔父さんらしき人なんかに「宿題たいへんやろ。」とか言われるのが好きじゃなかった。
「そんなことないですよ」って答えるとなんか生意気だし、だからといって自分の気持ちをうまく伝えられそうもなく、結局大人に合わせてだいたいの返事してやらなくちゃいけないのがめんどくさかった。

勉強っていうのは、僕は本質的には楽しいものだと思う。
知らないことを知る、できなかったことができるようになる、っていうことは楽しいこと、そのことが心地よいのは生き物として正しいことだもの。
「子供は勉強が嫌い」っていうのは大人側の理屈であって、子供はもっとフラットに勉強や遊びの垣根なく楽しいことが好きだ。
「子供は勉強が嫌い」なのではなくって、「勉強することの楽しさを知らないから、わかりやすい楽しさにある遊びのほうが楽しいと感じてしまう」ってことなんだろうと思うんだけどな。
っていうか、そもそも「勉強」という言葉は「勉めることを強いる」ってことだから、「努力を強制する、嫌なことをやらせる」ニュアンスが強いのですよね。
商人が「勉強させてもらいまっせ」っていうアレが、そもそもの勉強という言葉の意味。
本来「学習」と呼ぶべきことに「勉強」という言葉をあてた人は、「学習」とは楽しいことではなく無理してやるもの、という気分があったんだろうね。
おそらくは国策として欧米の教育制度を取り込んだ明治維新の頃の気風が反映されたものなんだろう。

まぁ、それはどうでもいい余談。
僕は子供の頃から、自分で計画を立てて物事をすすめていくのが好きだった。
それはなぜかっていうと、それが楽しかったから。
裏を返せば、誰かに命令されて何かをやらされることが大嫌いだった、ってことでもある。
だって、誰かの言われるがままに何かをしても、少しも楽しくないから。
これは過去形ではなく、今でもそうだ。

毎年、夏の終わり~秋のはじまり頃は、めちゃくちゃ忙しい。
次から次へとやるべきミッションがやってくる。
受け身でやると、もう死にそうなくらいにキツい。
ぶつくさ文句言ったところで仕事は減らないから、楽しくやるしかないんだよ。
計画を立てて、少しずつミッションをクリアしていく。
去年は問題に感じなかったことに問題意識を持てるようになった。去年よりも時間をかけずによりよいものができた。
そういうことに楽しさを見つけてやっていくんだよ。
その結果、誰かが喜んでくれたりするならば、より楽しい。
そういうスタンスでいきたいのですよね。

OohLaLA.jpg
Ooh La La / The Faces

楽しくやるのが一番!ということを心の底から感じられる音楽、例えばフェイセズだ。
フェイセズの音を聴けば、なんとなく肩の力が抜ける。
アメリカ人のバンドによくある苦悩のない能天気な陽気さとはまた違う、透明な感じの明るさ。無邪気さとでもいうのかな。
どの曲もみんな、それぞれがそれぞれにお互いに信頼を持ってプレイすることから生まれる独特のノリがある。メンバーみんながみんな、やりたいことをちゃんと主張しつつ、バンドとしての全体像をちゃんと見た結果出てきた音っていうか。その中にはきっといろんな軋轢やいがみ合いもあっただろうとは思うんだけど、みんなが自分を信じて、仲間を信じて、その結果生まれたようなグルーヴだよね。



そもそも、何もかもが自分の思う通りにすすんでいくなんてことはあり得ない。
あちらを立てればこちらが立たず、あっちもこっちもいろんなところに目配りしながら、やるべき方針に沿ってちょうどいいバランスを保ちつつ、その中で最善と思えることを信じてやるしかない。
そして、何であれやる以上は楽しくやるのが一番いい。
フェイセズを聴くとそういう気持ちになれてちょっと落ち着くのですよね。



夏休みの宿題ならぬ、やむをえない持ち帰り仕事をさばきまくる土曜日の午後に。








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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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