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音楽歳時記シーズン3「立夏」

5月6日が立夏。
そして、ゴールデンウィークも明日でおしまい。
ってか、明日は仕事なんで、個人的には今日がラスト・ゴールデンウィーク。
働き方改革の大号令の元、お休みもしっかり取得しなきゃいけない、ってんで比較的ゆっくり休ませてもらいました。
休みの日は特に遠出することもなく、うららかな初夏の日を、だらだらと、のんびりと。
混んでる日にわざわざ遠出してまで行きたいところもそんなにないしねー。
どこに行っても、どこへも行かなくても、気持ちのいい音楽とビールさえあればそれなりにご機嫌だー(笑)。

と、そんな夏の入り口頃の気候にとってもご機嫌なのが、ニック・ロウのこのアルバム。

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The Rose Of England / Nick Lowe and His Cowboy Outfit

ニック・ロウらしい余裕綽々な感じがなんともいいんだ。
オルガンのポール・キャラックやギターのマーティン・ベルモントらと組んだHis Cowboy Outfitというバンド名義での1985年作品だけど、80年代の録音とは思えないようなオールド・スタイルのロックンロールがご機嫌。
ギターやオルガンの音色はとても馨しい香りがするし、ドラムの音に体温を感じる。
ドキドキワクワクするようなポップなナンバーから、のんびりとのどかなカントリーロック、そして泣き出しそうな笑顔のようなせつないメロディー。
ホットなんだけど、湿度は低くて爽やか。
このさらりとした感じがこの季節っぽいのかな。



音楽から感じられる温度と湿度というのは、聴きたい音をチョイスするときにはとても大事な要素で、なんとなく歳を重ねるごとに湿度の高いものよりさらっとクールなものを好む傾向が強くなってきた気がする。
湿度の高い演奏にあるのが、怒りや熱意や一生懸命さだとすれば、湿度の低い演奏に大事なのは余裕やゆとりなのかもしれません。
青筋張らないゆとり感、バリバリ頑張らないゆるさ。そしてセンス・オブ・ユーモア。
それらが生まれるのは、それなりのキャリアから得た自信のようなもの故だろうか。

些細なことに一喜一憂せず、自分のコンディションを上手にコントロールできるようになれば、余裕やゆとりが生まれ、ユーモアが生まれる。
自己主張を一歩引くことで、かえって客観的に全体を見渡すことができる。
そういう感じが、50過ぎてやっと身についてきたきがする(←遅いって 笑)。

この先、まぁせいぜい30年。
もうあんまりあくせくしたり躍起になったりしたくない気分なんだよなぁー。
若気の至りは横においといて、のんびり気持ちのいいことをしたい。
老け込むというのともまた違う、達観とかとも少し違う、多くを望まずに、でも快いことを見つけて自分の気持ちが喜ぶようにやっていくようなやり方ってあるんじゃないのかなー、って感じ。

願わくば、5月の晴れた爽やかな空みたいに過ごしたいよね、多少のギクシャクやドタバタでさえもスパイスとして捉えられるくらいの感じで。





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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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