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♪ガボン

世界地図を見るのが好きだ。
暇なときに眺めていると、何時間でも見ていられる気がする。見るたびに何か発見がある。知らないことっていっぱいあるよなぁ、って思う。
で、ふと湧いた疑問。
「世界で一番知られていない国」はどこだろう。

ナウル、キリバス、ツバル、、、南太平洋の島々の国々はあんまり知られていないかも。
島国なら、カリブ海あたりの国々も未だに位置関係がうまく把握できない。えーっと、プエルトリコの南にセントクリストファー・ネイヴィスがあって、アンティグア・バブーダがあって、ドミニカ、セントルシア、セントヴィンセント・グレナディーンだったっけか。その隣がバルバドス、南西にグレナダ、一番南米に近いのがトリニダード・トバゴだ。
まぁでも、島嶼国がわかりにくいのは仕方がない。大陸にある国でいうとどこだ?アゼルバイジャンやアルメニア、或いはエストニア、ラトビア、リトアニアといった旧ソ連の国々は学生だった頃にはなかったからなじみはうすいけれど、けっこう新聞やニュースには出てくる。
やっぱりアフリカだな。ブルキナファソ、トーゴ、ベナン、赤道アフリカ、ガボン。
おぉ、ガボン。

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この国の名前を報道なんかで見聞きした記憶がない。
無名度最強かもしれない。ガボン。
めっちゃ独断と偏見だけど。
どんな人が住んでいるんだろう、ガボン。
どんな音楽が鳴っているんだろう、ガボン。
なんか名前の響きがいいよな、ガボン。
赤道直下だから、かなり暑いんだろうな、ガボン。
そうやって想像の翼を広げている時間は、とても幸せだ。
ガボン、ガボン、ガボン。

20181004225125807.png

調べずに想いだけ馳せてりゃいいものを、わからないことはつい調べたくなる性分。
Wikipediaによると、ガボン共和国は、共和制・大統領制を持つ立憲国家で人口は163万人。国土の80%は森林のため人口は海岸部に集中し、首都リーヴルヴィルに73万人が住んでいる。コートジボワールやナイジェリアなど17ヵ国が独立し「アフリカの年」と後に呼ばれる1960年にフランスから独立。通貨はCFAフランで公用語もフランス語。
気候は熱帯モンスーンで、一年間の平均気温は29~30℃、9月から5月までの長い雨季には毎月300mmの雨が降るが、乾季には35mmと極端に乾燥する。
主な民族は南部アフリカに多いバントゥー系で、宗教はキリスト教徒が73%。産油国であるほか、ウラン、マンガン、鉄などの鉱物資源も豊富で、一人当たりのGDPは7,736ドルと世界水準と比較しておよそ75%あり、住民の暮らしはアフリカの中では比較的豊か。そのためか、都市部では近隣フランス語圏諸国からの出稼ぎ労働者も数多く、近年は中国企業の進出が著しいらしい。

・・・思っていた以上に裕福な国らしいね。
アフリカだから未開だなんてことは今やありえない。そんなのは日本人はサムライ、ゲイシャだと同じような知らないが故の思い込みに過ぎないわけで。
音楽は、近隣の音楽大国コンゴのポリリズムを使った音楽や同じフランス語圏の西アフリカの影響のほか、アメリカの音楽もかなり入ってきているようで、ヒップホップが盛んらしい。
Youtubeではこんな動画も見つかった。

Abiba et Sidiki Diabate “Gabon 2017”

これはどうやら、2017年に開催された、サッカーのアフリカネイションズカップのテーマ曲のようだ。

ストリートでは、ヒップホップや弾き語り。
当たり前のことなんだろうだけど、すごく今のアメリカン・ミュージックとコミットしていてかっこいい。

Kero Skar “Babe on Rente”

Jarvi K “Comme Une Ombre”

ちょっと行ってみたくなってきたよ、ガボン。





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コメント

[C3232]

Bach Bachさん、こんばんはー。
へぇー、ゴルゴ13に出てくるんですね、ガボン。
僕は地図帳以外でガボンの名を見聞きした記憶がないなぁー。
宗教はキリスト教が多数で、文化的にもカメルーンやコンゴ、旧ザイールと近いものがある感じですが、ヨーロッパの都合で別の国になったような感じですかねぇ。
音楽もあのあたりと近い雰囲気も残しつつ、かなりアメリカのブラック・ミュージック、ヒップホップの影響が濃いようです。元々は後進地域で民族音楽はあまり発展していなかったのかもしれません。
  • 2018-10-05 23:12
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C3231] 黒い熱風

僕は、ゴルゴ13「黒い熱風」に出てきたので、かろうじて名前だけ知っていました(^^;)。でも、ゴルゴ以外では聞いた事ないなあ。

偶然ですが、最近アフリカの民族音楽にハマっておりまして、比較的ガボンの近くだとカメルーンやコンゴの音楽を聴いています。民族音楽のCDでも、ガボンに隣接するこれらの国の音楽はこうやって聴けるけど、ガボンのCDは聴いた事がないです。

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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