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喫煙宣言

仕事場の喫煙所は屋外にしかない。
自宅でも吸えないので、煙草を吸うのは外。
このくそ暑い真夏に煙草を吸いに行くことは、すなわち汗だくになることを意味する。
この数年で、喫煙者に対する風向きはずいぶんと変わった。
「人の迷惑を考えない配慮のない奴だ。」「自分の心地よさと引き換えに人を不快にしている。」「煙草を吸う奴は吸わない奴よりたくさん休憩時間を使っている。」、挙げ句「自分を律するのとのできない心の弱い奴だ。」
・・・それでも今のところ、煙草を止めるつもりはない。もちろん依存症だから止められないというのが正しいのだけれど、止めるつもりもない。

新聞に、会社を挙げて禁煙運動をして喫煙社員を0にしたという会社が紹介されていた。
お客様からのクレームが発端だったらしいのだけど、全社挙げての禁煙の取り組みは取引先からも評価が高いのだそうだ。社長曰く「煙草代はかからないし、煙草やライターを持ち歩く必要がない。八方よしだ。」なんだそうだ。

・・・僕がもしこの会社にいたとしたら、煙草を止めずに会社を辞める。

煙草を止めない、と言っているわけではない。健康面含め、止めようと思うことはないとは限らない。
ただし、それは、自らの意思で止めるのだ。自発的に止めるのだ。
誰かに止めさせられるものではない。
それは個人の嗜好のものだからだ。
勤務中は禁煙せよ、であれば頷くことはできる。が、個人の嗜好について、会社からとやかく言われるべきではないはずだ。
社長のいうように「お金がかからず、持ち歩く必要がない。」のがメリットなら、ヘッドホン付き音楽再生機も禁止にしますか?ロックを聴くと耳が悪くなるからとロックを聴くことを禁止にできますか?余計なお世話だろ。
だいたい、一面的な価値を正義と信じこんで他人に押し付けるような人が社長をやっているような会社なんて、まっぴらごめんだ。しかもそれは「権力がある」からなびいているんだということにすら気づけない社長なんて、きっとろくなことがないぜ。おそらく社内では、社長に媚を売る上司が率先して禁煙し、「社を挙げての目標達成」のために部下にハラスメントまがいで禁煙を迫ったようなことがきっとあっただろう。そんなの「言うことを聞けば面倒をみてやる。しかし拒否するなら総力をあげて潰しにかかる!」とか言ってた奴等と対して変わらない。

もう一度書いておこう。
煙草を止めない、と言っているわけではない。健康面含め、止めようと思うことはないとは限らない。
ただし、それは、自らの意思で止めるのだ。自発的に止めるのだ。
誰かに止めさせられるものではない。
それは個人の嗜好のものだからだ。



自由 / RCサクセション


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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