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♪ソンタク

事務所の隣には、小さな会議室があって。
使う人がパソコンでスケジュールを入力して場所を押さえる仕組みになっているんだけど、実態としてはけっこう空いているので、ちょっと事務所ではしにくい打ち合わせやなんかには申請なしで使うことはままある。試食室を兼ねていて小さなキッチンが付いているから、新しい商品の試食などに便利ということもあって。
ある日、上司から朝礼でこんなお達しがあった。
「うちの部署が会議室を自分の部署の持ち物のように使っている、っていう指摘があった。会議室を使うときは申請せよ。」
ま、どっかから文句が出たんでしょうね。
ルールとしては誰も文句を言えないごもっともなお話。

で、つい先日のこと。
トイレ行こうと事務所を出たら、別のフロアの部署の方が数名、会議室の前でうろうろしている。やや困った感じ。
「どないしはったんですか?」
「いや、3時から会議室抑えてたんですが、何かそちらの部署の責任者会議か何かやっておられるみたいで。」
「そんなん、ちゃんとスケジュール抑えてはるんやったら、入ったらよろしいやん。」
「そんなことできませんよー、偉い人たちに向かって。」
「ほな、ゆーてきたるわ。」

ガチャン、「あー、すんません。3時から◯◯部がココとってはるみたいっすよー」
「・・・あ、そうかー。」

上司たち、すごすごと退散。
当然っていやぁ当然のこと。

「ありがとうございます。」
「そんなん、ちょっとゆーたらしまいやん。」
「いやぁ、よう言いませんわ。サラリーマンなんで。」
「なんでやねんな。ルールはルール。ちゃんと抑えている方が使うのは当たり前。上司やからって甘やかしたらあかんって。」

偉い人たちには、自分たちの振る舞いがどう見られているのか、ということに鈍感になってほしくはない。あんたら、ゆーてることとやってることが違うんちゃう?ということに下の人たちはとても敏感だ。いくらいいこと言ってても行動が伴わないものはその程度の重みでしか部下は受け止めない。従って部下の行動は変わらない。
でもね、部下の側で必要以上に上司の気持ちを慮ってしまうことも絶対に悪だ。
上司だからって甘やかしてはいけません。
誰がどう考えても自分側の行動や考えが正しいのならそう主張すべきだ。
上司相手に言えない、言わない、が結果として組織をだめにするんだと思う。
まぁ、それも部下がつい慮らざるをえないような組織風土を作っている側に問題があるんだけど、ただ、その風土とて上司側だけではなく、ソンタクしてしまう部下の側も加担しているんだと思う。

こういうの、僕は我慢できないから言っちゃうほう。
だから上司からは好かれない。
まぁいいんだ。
我慢するのは精神衛生上よろしくないからね。


このことを思い出したのは、ソンタクがらみのひどい話があったせい。
ソンタクして売買した挙げ句、ソンタクして改ざんし、ソンタクして隠蔽。
あの人たちは完全に国民をなめてますね。
小学生が60点のテストを、親に見せるときに80点に書き換えた、みたいなレベルと大差ない。バレたらこっぴどく怒られますぜ?
今時、隠蔽や改ざんやってたら、民間企業なら倒産に追い込まれる時代ですぜ?
そのことを政局に持っていこうとする野党にもうんざりだけど、言い訳さんざんの挙げ句とかげのしっぽ切りで終わらせようとする偉い人たちの無様でみっともない様からは、あの人たちが、国民にどう向き合っているかということがよくわかる。
次の選挙までしっかり覚えておくべきだと思います。

で、真実はどこにある?

言論の自由 / RCサクセション

20180313202306954.jpg
初期のRCサクセション


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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