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♪世界音楽

実は、年を越してから自己最高体重を更新中だったのですが、インフルエンザで寝込んだお陰でベスト・コンディションまで体重が落とすことができました。
危険なインフルエンザ・ダイエット(笑)、いや、これこそが人間万事塞翁が馬ってことで。
あんまりスタイルやファッションは頓着しないのですが、腹だけ出たみっともないオヤジにはなりたくないのです。
4日休んで無精髭も伸び、ちょっとやつれた感じ。
ちょうど海外をうろついていた頃の20代半ばの自分の顔を少し思い出したりもしました。

前記事の「イスラームから見た世界史」という600ページ超の分厚い本を読んでいる間、イスラムっぽい気分や中世っぽい雰囲気に浸りたくなって、ずいぶん昔によく聴いたいわゆるワールド・ミュージックと呼ばれた音源を棚の奥から引っ張り出して聴いていました。20代後半~30代前半くらいかな。最新型のロック(もしくはロックごっこ)やヒップホップを追いかけるのがしんどくなってきて、ジャズや古いR&Bなんかといっしょにこういうのをよく聴いていた時期がありました。

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Caravanserai / Santana [Waves Within]

これはわりと最近、Bach Bachさんのブログに触発されて聴きなおしてみたばかり。なんとも崇高な雰囲気とリズムの嵐。
東洋的な思想に導かれて編んだシンフォニーをジャズとロックの語法で演奏した感じ。
演奏に込められた志の高さが、気持ちをとても高いところへ連れていってくれる。


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The Mansa Of Mali / Salif Keita [Mandjou]a

西アフリカのイスラムの国、マリのサリフ・ケイタ。
イスラムというのは神に委ねるという意味だけど、まさに身も心も委ねてしまわざるを得ないような強い説得力のある声がすごいです。
原初的なエネルギーとハイレベルなセンスに裏打ちされたテクニックの融合、中世的でありながら近未来的でもある感じは、まさに「世界音楽」かと。


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Swan Song / Nusrat Fateh Ali Khan [Allah Hoo ]

この方はもう、圧巻です。20数分、ひたすらループしていく演奏に身動きがとれなくなってしまう。
「世界音楽」という枠すらはるかに超越した、「人間の音楽」という感じ。



久しぶりにこういう音楽を聴きながら、20代の頃に訪れたアラブの国の人々の、暑苦しいほどの喧騒を思い出していた。
どこかふらりと出掛けてみたい気持ちに少し駆られたりもして。
トルコからイランに渡ろうとしてビザが取れずに、また翌年にでも来るつもりであっさり引き返してきてからそのまんま、そこで旅を中断したまんまなんだよな。
思い描くのは、ティムールの都だったサマルカンドや古都・ブハラの青いモスク、セルジューク朝時代には「世界の半分」とまで謳われたイスファハーン、アルメニアの古い修道院やアララット山、或いはサハラに点在するオアシス群、バマコやダカールのバザールやマーケット。
行こうと思えばいけないわけではないけれど、今はまだもう少し今の場所でやるべきことがある。
いずれ、そのうち、いろんな準備が整ったらね。




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[C3176] イスラム圏の音楽

イスラム圏の音楽は、goldenblue さんのおっしゃる通りで戒律の厳しい地域になればなるほど音楽は禁忌になってたと思います。ただ、密教系は別で、音楽を通じて神の領域に近づくみたいな事がけっこうされてるみたいですね。アリー・ハーンもそうですが、トルコの旋回舞踊の音楽もそうです。あと、イスラムとアラビアは重なっている所が多いですが、アラビア自体が素晴らしい音楽の伝統を持っていて、イスラムにどれぐらい忠実であるかで、けっこう変わるそうです。

[C3175]

Bach Bachさん、こんにちはー。
僕もそんなに日常的にこの手のものを聴いているわけではないのですが、いいものはやっぱりいいですねー。
商売で音楽を作ること売ること買うことを否定するわけではないですが、商業ベースで作られたものとは明らかにベクトルというか向き合いかたが違う気がしますし、音の中の世界の広さ深さが違うと思います。
イスラム教って人間をルーズにするいろんなことを禁止していますが、音楽は禁止していないのですね。音楽の何らかの効果をプラスのものと捉えていたんでしょうか。
  • 2018-02-22 08:28
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C3174] イスラム音楽!

サンタナのキャラバンサライ、何百回聴いてもいいですねえ(^^)。そして、サリフ・ケイタ、僕もすごく好きです!
さらに…ヌスラット・ファテ・アリー・ハーンですか!カッワーリ―の最高峰、イスラム神秘主義ですね!日本公演もしたんですよね。僕は日本公演の時のCDを聴いて、徐々に狂ったようなテンションになっていくあの登りつめる感じに、猛烈に興奮してしまいました。イスラム神秘主義は音楽だけでなく思想にまで入らないと理解できないところが多いですが、あの音楽を利用して解脱する感覚は、知らないながらもすごいと思ってしまいます。
 いやあ、こういう音楽を聴いていらっしゃる方とブログ友達になる事が出来て、とっても幸せです^^

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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