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続・音楽歳時記「立春」

今日が節分、明日は立春。
暦の上ではここから春。
今日はわりと暖かかった。
このまま暖かくなるわけもなく、まだまだ寒い日は続くだろうけど、なんとなく底を打った感はあって、どこか気分が明るくなるのですよね。
お日様の光も心なしか力強さが増してきた気がする。
季節が巡っているのを感じる。
少しずつ気は満ちて来ている、と。
陽当たりのいい土手ではもう菜の花もすっくと背を伸ばして早くも小さな花を咲かせていた。

bigcountrythecrossingfrpq7.jpg
The Crossing / Big Country

冬の冷たさの中で、力強さや勇気を与えてくれる音楽といえば、僕ならこのアルバムだ。
バグパイプのようなギターのフレーズと跳ねるリズム、素朴だけど力に満ちたヴォーカル。真冬の平原を煙を吹き出しながら走る蒸気機関車のように、無骨で力強い音楽。

彼らの唯一の大ヒット、“In A Big Country”のサビ前でスチュワート・アダムソンが歌うこのフレーズが好きで。


砂漠の中で花が開くことを期待してはいない

けれど、僕は生きて、呼吸をしているから

この冬の時期にお日様が見えているから




花が咲くためにはいくつかの条件が必要だ。
水、気温、光。
条件が整いもしないのにいくら花を咲かせようったって無理な話。
花を咲かせるためには、条件を整えなくっちゃいけない。
しかもその条件は自分だけの力で整えることはできないんですよね。
機を待つことも必要。
何より枯れないこと、地に根を張ること。
花を咲かせようと躍起になるよりも、地中の養分をしっかり吸い上げて茎や葉をしっかり保つこと。
葉を広げて太陽の光をちゃんと受け止めること。
あとは条件さえ整えば花は咲く。
いや、花を咲かせることだって、実をつけ種を作るためのプロセスのひとつでしかないんだから、花を咲かせることだけがそもそも目的ではないはずだ。
何より枯れないこと、地に根を張ること。



朝は晴れていたのに、いつの間にか雨が降ってきた。
春はまだ遠い。
でも、季節はちゃんと巡っている。

Stay,alive.







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コメント

[C3273]

Bach Bachさん、こんばんはー。
他の曲もはねるリズムとバグパイプ風ギターがかっこよくてそこそこいいんですが、この曲はやっぱり断トツでかっこいいです。
ジョージさんのカバーも男っぽくてかっこよかったですが、あの歌詞は原曲とはまるで関係のない言葉をのっけたもので、ちょっとかっこよすぎ。
原曲の歌詞はもっと悲しみに浸された上での生きる勇気、というニュアンスがあります。
  • 2019-02-05 21:26
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C3272] この曲だけ知ってます

「In a big country」、この曲だけ知っていて、メチャクチャ好きです(^^)。柳ジョージさんも日本語訳してカバーしてたなあ。

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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