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続・音楽歳時記「小寒」

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Down by the Jetty / Dr. Feelgood

吹きっさらしの波止場で、風に立ち向かう4人のむさくるしい野郎ども。
この面構えがなんともかっこいいよね。
お正月休み、だらだら過ごして弛緩したアタマとカラダをぎゅっと引き締めるには、こういうラフでシャープなのが必要だ。
年明け最初の節季、小寒の一枚はこれでいこう。
ドクター・フィールグッドのデビュー・アルバム、『Down By The Jetty』。

時代の流れとはまるで無関係にプレイされる、シャープでソリッドで無骨なロックンロール。
ジャキジャキしたギターに、吹き荒れるハープ。歌にあわせて歌うようにビートを刻むドラムとうねるベース。そして泥臭くて目つきのイカれたヴォーカル。
僕が思うところのロックンロール・バンドの一番かっこいいスタイル。
カラダの中から湧いてくるビート感に忠実に、ブルース・フィーリングとロック・スピリットを、生のまんま、ごてごて飾らずシンプルに演ってみせる。ちょっと気負ってつんのめりつつも、切羽つまってはいない、むしろ余裕たっぷりに感じられるのは、自分たちが演っていることへの確信なんだと思う。

そういうのが大事なんだよな。
いいとか悪いとかウケるとかウケないとかは関係なく「俺たちはこれ」っていうことへの確信。根拠なんかなくていい、妄信だとしても構わない、このスタイルで演っていくんだ、という肚の座った感じ。
どーせ主流じゃないしさ、冷たい風が吹きつけるし、背後は崖っぷちで逃げ場もない、でも関係ないぜ、って気分がこのジャケットの面構えだ。

年が明けて2019年。
今年もまたいろんなことがあるんだろうな。
楽しいことだけやって笑って過ごせるのが一番だけど、まだまだなかなかそうもいかないだろう。
でも、青筋立ててピリピリしてシリアスになりすぎてもきっとろくなことにはならない。めんどくさいごちゃごちゃもさらっと受け流すくらいの感じでポップにフットワーク軽く。
もはや後戻りもできないし、このまま進んでいくしかないわけで。ここまでの道のりでいろんなことを蓄積してきたはず、それをを信じていくしかないよねー。

と、そんな感じでキアイを入れて、冷たい冬の扉を開ける。
アタマとカラダがぎゅっと引き締まる。
節季は小寒、大寒まではまだまだ寒さが厳しくなる。
でも、だいじょうぶだ、イッツ・オールライトだ。
Feel Goodで行こう。








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コメント

[C3267]

Okadaさん、こんばんはー。
Dr.FeelgoodといえばOkadaさんでしたね。
ウィルコ・ジョンソン、余命わずか説さえあったのに、健在で何よりです。

こちらも、久しぶりに長いお正月休みでのびのびしていたのですが、昨日一日で一気に現実に💦
今日の夕方に「おめでとうございます。」と挨拶されて「??」ってなってしまいました( ̄▽ ̄;)

  • 2019-01-08 23:51
  • goldenblue
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  • 編集

[C3266]

Dr. Feelgood、良いですね。
去年リリースされたウィルコの新作も中々良いですよ。
正月、さんざん呑んだくれていたその後に
昨日はいきなり激務の一日で始まり、一気に真人間に戻りました。
今年もよろしくお願いします。

[C3265]

BACH BACHさん、今年もよろしくお願いしまーす。

昨日から仕事はじまり、すっかり正月気分抜けてしまいました(笑)。

Dr.Feelgoodはかっこいいですね。
ウィルコのギターもですが、リー・ブリローの悪っぽいヴォーカルとハープがまたえらいかっこいいのです。

  • 2019-01-08 08:09
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C3264] 今年もよろしくお願いします

今年もよろしくお願いします。

そして、Dr.Feelgood のデビュー作、ギターのカッティングのキレがヤバいですよね、大好きです!

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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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