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続・音楽歳時記「立夏」

5月5日、立夏。
連休の真っ只中の土曜日は、さわやかな青空。
過ごしやすくて、明るくて、元気溌剌。
なんとなく青春っぽい感じ。
で、青春っぽいといえば、初期ビートルズだ。

PLEASE.jpg
Please Please Me / The Beatles

“I Saw Her Standing There”で始まって“Twist and Shout”で終わる。
それだけでこのアルバムは満点だ。
この二曲、中学生の頃に最初に聴いたビートルズのベスト盤には入っていなくて、そのあとでラジオで聴いて「なんでこんなかっこええ曲がベスト盤に入ってへんねんっ!」って思った記憶がある。どうやら世間で思うビートルズの良さと自分の感じ方は少し違うのかも、と。
このアルバム、この二曲以外ハチャメチャなロックンロールは入っていなくってあとはミディアムものがほとんどだけど、いわゆるスローなバラードものは一曲もないっていうのもいい。
“Chains”“Boys”と続くカヴァー曲の楽しそうでイキイキした感じや、ジョージやリンゴが歌っているのもバンドっぽくていいし、“P.S I Love You”や“Baby It's You”もなんとなく青春っぽくっていい。もちろんヒット・シングル“Please Please Me”と“Love Me Do”も入ってる。
なんだかんだとアルバム単位ではこれが一番よく聴くビートルズかもしれない。これに“I Wanna Hold Your Hand”と“She Loves You”も入っていれば完璧。
いや、おっさんくさくてもっさりした“Taste Of Honey”だけは、なんでこんなの入れたんだって思うけど(笑)。ま、色んな事情があったんだろうな。
そういう蘊蓄はきっとビートルズ・マニアな人たちがいくらでも語ってそうだけど、個人的には、ビートルズに関しては、なんとなくあんまり語りたくない気分がある。いろんな人がいろんな切り口で語ってきたし、その語り口はともすれば音楽そのものよりも、社会現象的な側面や文化史的な面ばかりがクローズアップされたり、或いはどうでもいいトリビア的な情報に終始するマニアックなネタばかりだったりもして、正直そういうのにはうんざりなんだよね。
僕が聴きたいのは純粋に音楽としてのビートルズ。
そして僕が好きなのは、音楽史的意義がどうだのこうだの革新的な音楽的実験がどうだのこうだのではない、バンドとしてのビートルズ。
で、バンドとしてのビートルズの味わいは、やっぱりファースト・アルバムが最強だ。
なにしろ“I Saw Her Standing There”と“Twist and Shout”が入ってるんだから。
このイキオイ、溌剌感、怖いものなし感、いろいろあるけどぶっ飛ばしていくぜーって感じは、ロックンロールの最高のエッセンスが詰め込まれていると思う。






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コメント

[C3198]

波野井さん、毎度ですー。
一番好きなのは『For Sale』、好きな曲が多いのは『Rubber Soul』ですが、聴く機会が一番多いのはファーストとセカンドですね。
ふつーに楽しい、ついニコニコしてしまうような音だと思うんですよねー。

  • 2018-05-06 13:39
  • goldenblue
  • URL
  • 編集

[C3197]

初期ビートルズ、いいですねえ(^^)!
自分もこれを一番聴いたと思います。
ビートルズとの1stコンタクトが「プリーズ・プリーズ・ミー」だったし(^^)。

“Taste Of Honey”のくだりも、めっちゃ共感(笑)。

今回も楽しく拝見しました(>v<)♪
  • 2018-05-06 07:16
  • 波野井露楠
  • URL
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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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