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♪静かな雨の一日

金曜日。
目が覚めたら、降っているのかいないのかよくわからないような、とても細い雨が降っていた。
ずっと晴れだったから、たまにはこんな雨もいい。
晴れの日は元気をくれる。
とても静かな雨は、優しさをくれる。

こんなお天気の日は、清志郎じゃなくてチャボだな。


Chabo プレゼント#2 

PRESENT#2/仲井戸麗市

1995年から97年にかけて発表された、四季をモチーフにしたミニアルバム集“PRESENT”シリーズの第二集。テーマは春。
とても優しいギターの音色、静かで穏やかな眼差し。

チャボが初めてのソロ・アルバムを出したのはRCサクセション在籍中の1985年。チャボ35歳のとき。
このアルバムは、“別人”とか“打破”とか“早く帰りたいPartⅡ”とか、欲求不満も毒もぶっこみのあり余った何かを吐き出すようなとてもパワフルなアルバムだった。
そのあと、RCの活動休止をはさんで、セカンドアルバム『絵』、蘭丸とのプロジェクト『麗蘭』、サード『DADA』・・・出すたびにチャボの描き出す風景は、内省的になり、文学的になり、そして穏やかで優しくなっていった。
“PRESENT”シリーズの頃のチャボは45歳から47歳。
穏やかで優しい、とはいっても決して単に大人しくなった、老け込んだ、というわけではない。角が取れて丸くなったというのも違う。「俺はこうだっ!」といった力みがなくなって、もう何をやったって自然にチャボの世界になっちゃう感じ。若い頃の「俺VS世界」ではなく、だからといって「俺の世界」みたいな閉じたものでもなく、何ていうんだろう、「俺と世界」「世界の中の俺、俺の中の世界」みたいな感じだろうか。
この10年の間のチャボの変化、或いはあえて成長というべきか・・・は、とても素敵だ。
少年が大人になるように、と形容するにはずいぶん歳を食ってはいるけれど、人が本当に大人になるのは40を過ぎてからなのだろうな、なんて気が最近してきているのです。


まぁ、それはともかくも、優しい気分の静かな春の一日。
お昼過ぎには雨も止んで、薄い水色の空。
チャボのギターの音色みたいな、ちょっと沁みるような、どこかくすぐったいような風が吹いていた。
なんだかとても心地よかった。




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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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