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♪アイシテル

アイシテル 

アイシテル/CHAGE

チャゲ&飛鳥に興味を持ったことは、実は一度もなかった。
ロック一辺倒だった僕にとって、彼らの音楽はすんなりと心に響くものではなかった。けれど、誰かが必ずカラオケで歌ったりするから、それなりに有名な曲は知っていたり歌えたもするのだけれど。
だから、今日紹介するこのCHAGEさんのソロ・アルバムと出会ったのはまったくの偶然だった。
このジャケットのCHAGEさんの表情がとても素敵だったから、つい手にとってしまったのだ。
そして、たまたまあった試聴盤を聴いてうなってしまった。・・・か、かっこいいやん!!
初夏のよく晴れた爽やかな青空がとてもよく似合うようなカラッと抜けたサウンド。フュージョン系に近いすかっとしたクリアなトーンのギター、とてもタイトでビシッときまったリズム隊。極上のバンド・サウンドが聴ける。そして、CHAGEさんの声もとてもすっきりして素敵だ。

CHAGEという芸名は、HAGEから来ているのだそうだ。
いたずらをしてその罰に丸刈りを強制されたことからついたあだ名がHAGE、それじゃかわいそうだと先輩がCを足してCHAGEにしたのだそうだ。そんなルーツの芸名をそのままビッグ・ネームになっても使い続けているそのセンスが素敵だ。片や相方はまるで安っぽい女子マンガに出てきそうな飛鳥涼なんていう気取った芸名。本名は宮崎重明とかいうやぼったい名前だから、その芸名の付け方に田舎臭い気取りやコンプレックスを感じてどうも好きになれないのだけれど、その点CHAGEさんは潔くてカッコいい。
高校時代からの同級生コンビで、センスの才能もそれなりにCHAGEと飛鳥は同じくらいだったはずなのに、気が付けば飛鳥ばかりがもてはやされて、正直腐ってしまうこともあったのではないかと思う。
でもCHAGEさんは腐ることなく蔭になって飛鳥をサポートし続けてきた。その潔さがまたカッコいいのだ。
そんな人柄を表すようなほのぼのとした楽曲。さっぱりとしたサウンド。
とても大人だと思う。

なんていうんだろう、このささやかなシアワセ感に満ちた楽曲たちは。
無邪気な少年の心をもったまま、大人としての酸い甘いも知った人にしか出せない魅力。
若い頃はちやほやされても歳をとるにしたがってその魅力が薄れていく人がいる。
その一方で、若い頃は不遇でも、歳を重ねるごとに魅力的になっていく人がいる。
不遇の頃にいろんな想いを積み重ねたからこそ滲み出る余裕や優しさ。
どちらがシアワセかというと、圧倒的に後者だと僕は思う。
見果てぬ夢はまだまだ続くのだ。






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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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