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♪Close your eyes, Have no fear… 

 Working Class Hero: The Definitive Lennon

Working Class Hero: The Definitive Lennon/John Lennon


冬休みも終わり、うちの娘もまた元気に学校に通うようになった。

娘は宵っ張りで、冬休みの間はずっと僕が深夜に帰宅してもまだ起きていることがしょっちゅう。こっちはへとへとでさっさと眠りたいのに「遊ぼう遊ぼう」とせがむから正直うっとおしいくらいのこともあったのだけれど、いざ生活が普通に戻ってしまうと少しさみしい気がしたりもするものだ。

いつも読んでる毎日新聞日曜掲載の西原理恵子さんの「毎日かあさん」、先週の漫画は子供が成長して憎たらしくなってきた先輩母親の話を聞いて子供の成長を止めたいと願う、というような話だった。きっとあと数年もすればそんな気持ちになるんだろうな。なにしろ僕らもそんな風にして親の気持ちなんて構いもせず親元を離れてきたわけだから。
そんなことを思ったら、うっとおしいくらい親に甘えてくれるのもあと数年だよな、だったらその間くらいはちゃんと相手してやらないとな・・・なんて気持ちになったのだけれど、残念ながら娘はもちろん夢の中。

すやすやと眠る子供の寝顔を見ながらふと浮かんできたのは、ジョン・レノンの“Beautiful Boy”って曲。

「怪物はもうどっかへいってしまったよ。お父さんはここにいるから。」
「おやすみの前に、ちょっとだけお祈りしてごらん。毎日毎日、ほんの少しづつよくなっていくんだよ。」
そんなメッセージ。


外は雨が降り出した。雨の代わりに爆弾が降る街で子供たちが殺されていく、その親たちの悲しみを悼みつつ、平和で豊な暮らしが当たり前にあるこの国に生まれたことを不謹慎と知りながらも安堵しつつ。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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