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♪この熱い魂を伝えたいんや / 上田正樹とサウス・トゥ・サウス

この熱い魂を伝えたいんや
この熱い魂を伝えたいんや / 上田正樹とSOUTH TO SOUTH


日本人の演るソウルやR&Bなんて所詮「ごっこ」だと思っていた。黒人音楽に憧れて、スタイルからファッションから何もかもを真似ようとするほどに、残念ながら、なんだかとても滑稽になってゆくのだ。けど、このアルバムに残されたソウルは、本物だ。

「この熱い魂を伝えたいんや、ええか!わかるか!」
若き日のキー坊の熱いシャウトが炸裂する。
ほんとに、心から、ソウル・ミュージックが大好きなんだな、ってことがビシバシと伝わってくる。藤井裕のブリブリとした底から突き上げてくるようなベース、正木五郎のシンプルだけどタイトなドラムス、そしていなたい中西康晴のピアノ、有山淳司とクンチョーのギター。聴いていてゾクゾクする。もし僕がこのときにそれなりの年齢でこのライヴに居合わせたら、きっと人生ひっくりかえったんだろうな、と思わされてしまうような実況盤は、そう多くはない。

それから、もちろんキー坊は最高にかっこいいのだけれど、このアルバムの白眉は、クンチョーがリード・ヴォーカルをとる"Love me tender"。そう、あのプレスリーの名曲。イントロから渋くいなたくソウル・バラード風に入ってきて、クンチョーがピンと張った声で歌い始める瞬間はいつ聴いてもゾクゾクする。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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