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♪この道しかない?

「この道を力強く」っていうけどさ。
素朴な疑問。
本当に景気は良くなるのか?

そもそも景気ってなんだろうね?
良くなる、というレベルはどの状態を指してそう呼ぶのでしょうね?
そもそも今は景気が悪いのか?
商品が思いの外売れない、という実感はある。
でもね、一方で供給過多の飽和状態なんじゃない?って気もするんですよね。
そんなに欲しいもの、ないもの。
いいクルマに乗りたいとも、ブランドもののファッションに身を固めてかっこつけたいとも思わない。最新鋭の家電が欲しいとも思わない。いろいろごちゃごちゃ新しい機能をつけられたところでどーせ使わないんだもの。今ある機能でじゅうぶん満足している。たまには贅沢しておいしいもの食べたいけど、毎日高級ステーキやお寿司を食べたいとも思わない。お漬物と味噌汁がおいしいんだもの。
そんなわけで、身の丈にあった今の暮らしぶりで個人的には何の不満もない。
給料?そりゃいいほうがいいには決まってる。
でも、その給料を稼ぐために身の丈以上の努力を強いられるのはもうご勘弁を、だ。なんで未だに毎年毎年事業計画が前年対比102や103%で組まれるのか、意味わかんねぇっす。

政権肝入りの経済政策の効果がまだ地方に波及していないってか?まるで時が経てば効果が波及するみたいな言い方だけど。そんな言葉が信用できるのでしょうか?信用できる現実でしょうか?
だって、この先確実に人口は減っていくんだぜ?
つまり、消費者が減っていくんだぜ?
人口が1割減った分、今より消費が1割増える?んなわけない。どこの国だって自国経済を保護したがってるのに輸出が皮算用通りに伸びるわけもない。
結局儲かるのは医者と葬儀屋ばっかりじゃないの?

むしろ欲しいのは将来の見通し。
将来が安心できないから、お金稼いでも貯めるんじゃないのかしら。
物価上昇指数がどうの、っていうけど、それって企業側の指標でしょ?
賃金が上がらなくても物価が上がらなければ消費者はそんなに困らないんじゃね?物価上がって賃金上がらず、将来の見通しも立たないまま格差が広がっていく、これが一番庶民にとっては嫌な状況のような気がするのですが、現政権の経済政策が生んだのはまさにそーゆー状況な訳で。
そもそも今の格差だって、意図して作られたものだぜ。票になるご年配に手厚く。票にならない若者向けの政策は後回し。票になる大企業様には手厚く。票にならない個人経営零細企業は後回し。その結果だもの。

それでも、「この道しかない」なんて言葉を信じる?
都合よく使われる、物わかりのいい国民の皆様だよな。
非常事態には政府が迅速な判断をする必要がある。
あー、そりゃそうかもしれない。
そのためには、国民個々人に自分勝手なことされたんじゃ困る。
あー、そりゃそうかもしれない。
だから、非常事態のときは政府の判断で基本的人権に制限を加える必要がある。
あー、そりゃそうかもしれない。
って、ちょっと待てよ。
あんまり物わかり良すぎたら、いつのまにかとんでもない世の中にされてしまうのかもしれないよ。
それよりも、今の景気のほうが大事?

やけのダジャレで、アヴェレージ・ホワイト・バンドの“Cut The Cake”だー。

71tsMhXiEBL_SL1080_.jpg
Cut The Cake / Average White Band

Cut the cake
Give me a little piece, let me lick up the cream
Cut the cake
I need a little piece, baby, you know what I mean

この歌、いわゆるセクシャルな意味の歌詞だと思っていたけれど、実は景気の果実をちゃんと分配しろ、って歌なのかもね。
お前らだけで美味しい思いをするな、俺たちにも分け前をよこせ、って。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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