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♪同窓会、翌日

異性の友人が多いということがよいことなのかどうかは正直よくはわからないのだけれど、日常打ち解けて会話をしたりごはん食べにいったりするのは女性の友人がほとんど。
これは決して異性にもてているわけではなくむしろ男として見られていないということでもあるのだろうとも思うのだけれど、こちらとしても特にそう見られたいと思っているわけでもなく、つまりは女性のほうが素直に打ち解けやすいというか、自分にとって楽だということなのだ。
男同士っていうのは、どこか張り合ってしまうようなところがあるんだろうね。パチンコも競馬もゴルフも風俗もガンプラもまるで趣味があわない僕としては男同士での共感要素が低く、勢い男同士の会話はお説教か愚痴になることが多くてそこがいまいちつまらない。
そもそも男は競争しあう生き物で、意味もなく相手よりも上を行こうとしてしまうのだろう。だから相手に弱味を見せたがらないし、素直に本音を出したがらない。ま、女性同士でもそういうことはあるのかもしれないけれど。
高校の頃の友人でほとんど会いたい人がいないというのは、つまりはその頃の自分が意地張って背伸びばかりして男友達と本音でつきあわなかったからだと思う。つきあわなかったのかつきあえなかったのかはともかくとして。

そんなわけで同窓会はパスしたけれど、実はその翌日、今は遠方に住んでいる旧友たちと会うことになった。ふたりとも女性で、ひとりは小学校1年生の頃からずっといっしょにお絵描きしたり本を読んだりしていた幼なじみで今は4人の子の母、もうひとりは中学の頃からのおつきあいで、自分で会社を興してバリバリやっているビジネス・ウーマン。3人とも図書クラブのメンバーで、放課後図書館に集まって「図書館ニュース」を発行したりしていた仲間、たまたま高校も同じで同窓会に来たついでに久しぶりに会おうよ、なんてことになって。
やっぱり原点ここだったんだな、ってのが久しぶりに会っての感想。
中学生当時からするとすでに35年以上、なのにずっといっしょだったかのような、何の背伸びをすることもなく、思うことを素直に言い合える居心地のよさがよかった。話しながらいろいろ思い出していくと、あ、あの当時の自分、実は今の自分とけっこう近い、っていうか、当時のことが意外と今になってすごく生きてるっていうか。この当時にちゃんと自分自身の資質と特性を見極めていればその後の人生はもっと楽だったんじゃないか、とか思うくらい(笑)。結局は自分が素で楽な場所へ戻っていく、たぶんそーゆーもんなんだね。

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道化師のソネット / さだまさし

彼女たちとよく遊んでいたのはまだロックを聴く前。
実は3人ともさだまさしが好きだった。
「道化師のソネット」は、初めて自分のお小遣いで買ったシングル盤なのですよね。
1979年、中1。時代はどんどん軽薄にバブリーになっていく中で、さだまさしは暗い重いと否定される時代になっていき、僕もさだまさしが好きだったとは男友達の前では言わなくなった。RCや佐野元春を知って、スプリングスティーン、パンクとどんどんハードな方向へ突っ張っていった僕は、自分本来の資質をわざわざ自分を追い込むように捨てて、やがて忘れていったのだった。
その後にたくさんの音楽を聴いてきた耳では、さだまさしは音楽として聴くにはブルース感がなくって物足りないのだけど、一方で歌そのもののよさと深さについては改めて拒否感なく味わえるようにもなってきた。この人はなんだかんだいってもやっぱりすごいな、と。
こういうことを素直に思えるようになってきたのはおそらく、50才を前にしてあんまりこだわったり突っ張ったりする必要がなくなってきたからだろうな。ある程度自分の人生のサイズがわかってきたというか、自分にとって大事なこととそうでないことが客観的に把握できてきたというか、そういう年頃なんだろうな。

この先はもうあんまり意地張らずにゆるゆるとやっていきたいもんです。
そうすればひょっとして、この次の同窓会には顔を出す気にもなるのかもしれません。



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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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