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♪SWEET FREEDOM

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Sweet Freedom The Very Best Of Michael McDonald / Michael McDonald

Sweet Freedom
(I'll Be Your) Angel
Yah Mo B There (With James Ingram)
I Gotta Try
I Keep Forgettin'
Our Love
On My Own (With Patti LaBelle)
No Lookin' Back
Any Foolish Thing
That's Why
What A Fool Believes (The Doobie Brothers)
I Can Let Go Now

マイケル・マクドナルドの音楽のよさがわかるようになってきたのは、この数年、わりと最近のこと。
この手の音楽は、なんかアダルティーな感じー、ってくらいであんまり興味を持てなかったのだけれど、いや、なんていうかね、加齢とともに昔はあんまり好きじゃなかったほうれん草のごま和えとか茄子の煮びたしとかちりめん山椒とか昆布の佃煮とかそういうのがだんだんと好きになっていったみたいに好きになった、っていう感じですかね。
深み、コク、香りというか、厳選された素材の持ち味をシンプルかつ的確に調理されたからこその味わいと、素材そのものの持つ滋味というかね、そういうものが連想されるようなとても味わいのある演奏だと思う。そういう食べ物をいただいたときのほっとする安心感も共通している気がする。

パンクとブルースの、って奴がAOR聴いて悦に入ってんじゃねーよ、という心の声も聞こえてきたりもするのだけれど、まぁいいものはいいのだ。
そもそも雑食だからね、原田知世とリチャード・ヘルとJガイルズ・バンドが一ヶ月のうちに出てくるブログってのもなかなかに支離滅裂で多重人格なんじゃね?なんて我ながら思ったりもするのだけれど、そーゆーことでもなさそう。この自分の好みのとっちらかりは分裂症的なものではない。どっちかっていうと地層みたいなものなんじゃないかな。
その年齢その年齢で、年齢なりの自分がいて、いろんな影響を受けていろいろ変わっていく。変わるというよりは新しいものを受け入れていくという感じか。過去の自分が消えるわけではなく、新しいものが積み重なっていく。
ま、それほど大袈裟なものでもないか(笑)。
好きじゃなかった茄子の煮びたしが好きになったからといって、今までどおり餃子だってから揚げだって食べるしカップラーメンもポテトチップスだって大好きだし、結局のところ、いろんなものをおいしく味わえる人生のほうが絶対いいに決まってる。

とまぁ、そんなわけでのマイケル・マクドナルド。名盤「Oneway Heart」を中心に2枚しか出していないソロ・アルバムからのセレクトに、ジェイムズ・イングラムとのYah Mo B Thereやパティ・ラベルとのOn My Ownなど客演のデュエット曲、サントラ提供曲、それにマクドナルドが実質主導した後期ドゥービーブラザースからの大名曲What A Fool Believeも漏らさず盛り込んだおいしいベスト盤。
きめが細かいというか、手が込んでますよね。
ラモーンズがハンバーガー、ヴァン・ヘイレンが焼肉としたら、マイケル・マクドナルドはフレンチや京料理の一品みたいな感じかな。素材にこだわり、下味の付け方、食感がベストになるカット方法、ソース、さらに見映え盛り付けも含めてこだわりぬいた上でその努力を仰々しく見せない、みたいな。
お味はもちろん絶品。
こういうことに蘊蓄を傾ける人たちには本能的に反発してしまうけれど、いいものはいいと許容することも大人として大切なスタンスかと。
っていうか、焼肉やジャンクフードばっかりじゃさすがに胃もたれするのですよね、、、(笑)。


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golden blue

Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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