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♪ぶたがにげた

逃げたシマウマのニュースがどうしてあんなに心に引っかかったんだろう、といろいろ思い返していたら、突然すっかり忘れていた歌のことを思い出した。
子供の頃、大好きだったんだ。
「ぶたがにげた」っていう歌。ご存知ですか?

  ぶたがにげた ぶたがにげた
  こぶたがにげた
  まちへうられた おやぶたをおって
  こぶたがにげた

  にげたとて にげたとて
  のろまのこぶた
  ひぐれのカラスにわらわれて
  ゆうひをみつめているだけだ
      (作詞:宮沢章二、作曲:小田啓義)

町へ売られた親豚を追って逃げ出した子豚の歌。カラスに笑われ、道に迷って、お腹をすかせて、涙をためて。いいことなんてなーんにもない、そんな悲しい歌でした。

IMG_2393-767753.jpg

『ドレミファブック』っていう、レコード付きの絵本が家にあってね、この曲もこのレコードに収められていたという記憶。確か12冊とかのセットもので、レコードのA面には5、6曲童謡が、B面には物語の朗読が入っていた。LPレコード+絵本の12枚組っていうと当時けっこう高価だったろうね。両親の子供たちの教育へのスタンスがなんとなくわかる。
そういう親の願い通りというか、幼い僕はこのレコードが大好きになって、いろんな童謡をよく歌っていたし、「長靴をはいた猫」とか「泣いたあかおに」とかそういう物語を毎日夢中で聴いていました。3才とか4才の頃。
これ、ひょっとしたら僕の本好き音楽好きお絵描き好きの原点だったかもしれない。
朗読には中村メイコさんや黒柳徹子さん、童謡の作者には谷川俊太郎さんや服部公一さん、絵本の絵はいわさきちひろさんや安野光雅さん、佐藤さとるさんなど、そうそうたるビッグ・ネームが参加されていたはず。
絵本の「ぶたがにげた」のページには、広い地平線の見える原っぱの中にぽつんと佇んでいる子豚、夜空にはお月さまのかわりに大きな母豚のおしりが浮かんでいる絵があって。
あのセット、どこへやっちゃったんだろう。今も実家の屋根裏にあるのか、それとも親戚か近所の子にあげちゃったのだったか。
今度実家に行ったら探してみよう。


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Author:golden blue
“日々の糧と回心の契機”のタイトルは、好きな作家の一人である池澤夏樹氏が、自身と本との関わりを語った著書『海図と航海日誌』の一節より。
“日々の糧”とは、なければ飢えてしまう精神の食糧とでもいうべきもの。“回心”とは、善なる方向へ心を向ける、とでもいうような意味。
自分にとって“日々の糧”であり“回心の契機”となった音楽を中心に、日々の雑多な気持ちを綴っていきたいと思います。

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